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平成21年第3回定例会(第4号) 本文 開催日:2009年09月09日
平成21年第3回定例会(第4号) 本文 開催日:2009年09月09日
平成21年第3回定例会(第4号) 名簿 開催日:2009年09月09日
平成21年第3回定例会(第4号) 名簿 開催日:2009年09月09日

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  1. 松浦市議会 2009-09-09
    平成21年第3回定例会(第4号) 本文 開催日:2009年09月09日


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(中塚祐介君)  おはようございます。  高橋議員から欠席届が出ています。  出席議員は定足数に達しております。  これより、議事日程第4号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  質問順位に従い、15番・椎山議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (椎山議員 一般質問席 登壇)(拍手) 2 ◯ 15番(椎山賢治君)  改めまして、おはようございます。  それでは、最初に、第1番目に「松浦火力発電所、九州電力・電源開発の環境問題に対する対策について」をするようにしておりましたけど、これは最後に回したいと思います。  「モンゴル国との交流について」からやりたいと思います。  今回の衆議院選挙で民主党さんが政権をとられるようでございますので、なかなか長崎県も民主党政権になると公共事業が減って厳しい状況になるんじゃないかなと思っておりますけど、その点、市長の今後の活動に御期待をしたいと思います。  それでは、「モンゴル国との交流について」。  松浦市におかれましては、今回、国際交流ということで、オーストラリアマッカイ市との交流について計画をされておりましたが、残念ながら新型インフルエンザの影響により中止となりました。  ことしの9月、11月にマッカイ市親善訪問団が本市を訪問される予定で、姉妹都市20周年記念事業を行う予定も今議会にて提案されているようでございます。  私も昨年11月の松浦市訪問団ということで参加し、現地のオーストラリアマッカイ市へ訪問させていただきました。そのときのマッカイ市民の皆様方の市民挙げての大歓迎で、感動と感激で驚かされました。  ことしは松浦市民挙げての20周年記念事業で、マッカイ市の方を感動と感激で驚かせられるような事業であることを御期待したいと思います。
     さて、鷹島町におきましても、昭和63年度よりモンゴル人民共和国交流派遣団ということで、その間何回も交流団派遣を行い、親交を深めてまいりました。  しかし、残念ながら松浦市と合併をいたしましてから一度もモンゴル人民共和国との交流がなされていません。オーストラリアマッカイ市と同様に、モンゴル国との国際交流をしていただきたいというところでございますが、交流が今回行われていないようでございますが、その理由について市長にお尋ねしたいと思います。 3 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  おはようございます。  お答えをいたしたいと思いますが、御承知のとおり、モンゴル国・ホジルト市との交流は、昭和62年12月に旧鷹島町長が駐日モンゴル大使館を表敬訪問されまして、そのときにモンゴル・ホジルト市の交流の意向を打診されて、平成3年7月に姉妹都市が締結されているところでございます。  ホジルト市への交流団派遣ということは、旧鷹島町時代に、昭和63年から平成5年までの6年間は毎年派遣をされておりまして、その後は、平成7年と12年の2回派遣がなされておりまして、合併前の5年間については交流といいますか、派遣がなされていない状況でございます。  しかしながら、合併時の調整で、このホジルト市との姉妹都市ということにつきましては新市に引き継ぐということが確認されておりましたので、ホジルト市へ連絡をとっておりましたが、通信網や言葉の問題等で連絡がとれない状況にございます。  そういう状況でございましたので、市といたしましては、ホジルト市側の交流継続の意志と今後の交流のあり方について確認をするため、平成19年9月に駐日モンゴル大使館に書簡を送りまして、その後の様子を見ておるわけでございますが、その後の進展がないというのが現状でございます。  いずれにいたしましても、ホジルト市と松浦市は姉妹都市関係にございますので、今後、改めて駐日モンゴル大使館を通じてホジルト市へ連絡をとっていただいて、このことについては協議を進め、私といたしましては、やはり姉妹都市交流の継続ということについて取り組んでまいりたいと、このように思っているところでございます。(降壇) 4 ◯ 15番(椎山賢治君)  今の市長の答弁では、やはりモンゴル国の大使に連絡をとったけど、なかなか連絡がとれないというような答弁だったと思いますけど、モンゴル国との交流は、鷹島の場合はずっと続いておるわけなんですよね。先ほど言われましたように、昭和63年度ぐらいから続いておるわけなんですよ。その折にやはり大島部屋とのおつき合いがあるわけですね、モンゴル力士がおって。そういったつき合いがあって、その中で今、大島部屋におられました旭鷲山がモンゴルの国会議員になられておりますので、大島部屋の親方に連絡をとってもらえばすぐ連絡はつくと思うとですよ。そいけん、できれば、やはり今までの長年の鷹島町時代の交流がありますので、その交流をぜひとも絶やさないようにしていただきたいなと、こういうふうに考えておるところでございます。  松浦市、鷹島町、福島町にはそれぞれ昔から伝わる伝統ある行事が今も多く残っているかと思われます。1市2町が合併しまして皆様がお互い伝統を守り抜くことを忘れてはいけないんじゃないかなと、こう思っております。それが今後の地域の活性化につながるものと思っております。  それとですね、やはり今までの歴史について少し話をしてみたいと思います。  鷹島町は皆様御承知のとおり、七百三十数年前の元寇により今のモンゴル人民共和国の来襲を受けまして、そのとき総勢4,400隻の船と14万人の元軍の大半が鷹島周辺の海底に沈んだと言われております。歴史上から見ても鷹島町周辺には、水中考古学の調査上、日本でも、あるいは世界でも類を見ないような貴重な海底遺跡の宝庫として海底遺跡の調査が毎年行われているというのが現状じゃないかなと思っております。  鷹島町は、そのような歴史のもとに歴史民俗資料館埋蔵文化財センターモンゴル村などといった貴重な施設が多数設置されているわけでございます。  モンゴル人民共和国とは、歴史上から見ても、現在の鷹島町から見ても、切っても切れないような深い関係があるわけでございますので、またモンゴル国との交流のおかげで大島部屋との交流も始まり、毎年モンゴルまつりに華を添えていただいております。  今後のモンゴル人民共和国との交流もぜひともしていただきたいというふうなことを思っておりますけど、先ほど市長からお話がありましたとおり、鷹島町時代の交流の歴史がありますので、それをちょっとお知らせしたいと思います。  交流団派遣年度が63年度に1回行っております。  次に、平成元年、2回目にまたモンゴル人民共和国のほうに交流団を派遣しております。その年にモンゴル村のシンボル塔が完成をしております。  平成2年度にも第3回、モンゴル人民共和国交流団ということで派遣をされておるようでございます。  それと、平成3年度にもまた同じようにモンゴル人民共和国交流団派遣をされて、この年にモンゴル村の建設が着工をされております。  平成4年度には、またこの年も派遣団を、第5回の交流団を派遣されております。その年にモンゴル国からホジルトの市長、議長が来町されております。  それと、平成5年度に第6回モンゴル人民共和国交流団派遣をされて、この年にモンゴル村がオープンをされております。この年に駐日大使もお見えになっております。ホジルトの市長、議長、元議長もお見えになっております。  それと、平成6年度にはまた(交流団はこの年には派遣をしておりませんけど)モンゴル国からホジルトの副市長と官房局長が来町されておるようでございます。  それと、平成7年度、平成12年度と来町されておるようでございます。  今回、鷹島町のモンゴルまつりの11月7日、8日に、モンゴル力士の横綱白鵬が祭りに参加され、大島部屋とともに祭りを盛り上げていただくような計画になっておりますが、合併前には鷹島町はモンゴル国とは姉妹都市を結んでおり、白鵬来町の際にはモンゴル国からの要人を招くような計画をしていただきたいと思いますけど、鷹島町は、モンゴル村が核となり鷹島肥前大橋が開通したと言っても過言ではないと思います。  鷹島町は七百三十数年前の元寇の役以来、大変貴重な歴史があり、さらに長年の交流があるわけでございますので、今回の白鵬来町をよい機会に、ぜひともモンゴル国との交流をしていただきたいと思います。  そういったことで、モンゴル国の要人等を迎えられて今度の11月7日、8日のまつりに華を添えていただくようなことはできないかというふうなことを思っておりますけど、市長の答弁をお願いしたいと思います。 5 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  先ほど椎山議員のほうからモンゴル国との交流の経過、実績等のお話がございました。私は、このことを受けまして、現在は駐日モンゴル大使館に今お話をしているわけでございますが、私が大使館に直接訪問いたしまして、これまでの状況と経過等をお話をして、今後のことについて大使館にお骨折りをいただけないかと、そういう形でお話をさせていただきたいというふうに思っております。  いずれにいたしましても、私といたしましては、モンゴル国・ホジルト市との姉妹都市交流というものを継続するということを基本として、今後そういう対応をさせていただきたいというふうに思います。  実は、今申されましたとおり、11月8日ですか、のモンゴルまつりに横綱の白鵬関を御招待するということが実行委員会で進められているということは承知をいたしております。  モンゴル国の要人の方を御招待するということにつきましては、現在そういうふうな状況でございますので、私といたしましては、鷹島肥前大橋のときに駐日モンゴル大使館の方を御招待するということをいたしましたので、今回も駐日モンゴル大使館のほうへ御案内をしたらどうかと、そういうことは今現在考えておりまして、本国の要人の方をということについては、ちょっとまだ駐日モンゴル大使館等とも御相談しなければならないと思いますが、私としては、今回は駐日モンゴル大使館の方を御招待するという形で対応できないかというふうに思っているところでございます。(降壇) 6 ◯ 15番(椎山賢治君)  鷹島は、言うように昔から何回も交流団を派遣したり、向こうからの要人を来町していただくようなことをやっておったわけですね。そういったことで、やっぱりマッカイ市との交流があるように、やはり昔の歴史があるわけなんですよね。それを全然交流もしないで駐日大使だけ今度呼ぶじゃなくて、やっぱり今後交流をしていくのかいかないのか、その件についての答弁を求めます。 7 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  先ほどお答えいたしましたとおり、交流を継続するということを基本として今後対応させていただきます。(降壇) 8 ◯ 15番(椎山賢治君)  それとですね、このたびの11月7日、8日のモンゴルまつりに白鵬を呼びたいので、知事に何とか予算がとれないかということでモンゴル公社の社長に今、宮本正則さん(元町長)がなられているわけなんですよ。その折に、「大橋開通の記念の年だから、その予算は何とかとれますよ」というふうな話をお伺いをしているわけなんですよ。もしこの予算がとれるとしたら、どれぐらいの予算がとれるかなという感じをしているとですけど、もし何か話があっておったらお聞かせ願いたいと思います。 9 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  おはようございます。  9月8日になりますが、長崎県の担当の窓口でございます長崎県観光振興推進本部のほうに現況をお尋ねしたところでございます。金子知事から横綱白鵬関の招聘に係る県の補助金の件につきまして支出ということでのお話をいただいているということで、現在のところ、モンゴルまつり実行委員会から事業計画が提出をされて、提出されたばかりでございまして、その内容について協議をして、金額等について決定をしていくことになるということでございます。  補助金の財源等につきましては、現在ある予算の中から検討しているということでございますが、まだ具体的な金額等についてはわからないということでございます。 10 ◯ 15番(椎山賢治君)  県にはそれなりの予算があるとですよ。そいけん、ある程度こういうふうな事業をやる場合には、それなりに観光課長なんかでもこういうふうなモンゴルまつりとかなんとかやって、開通記念の年だから何とかいい事業がないですかという話を持っていかんといかんとですよ、県のほうに。知事から直接予算があるからどうのこうの言われる問題じゃなくて、元町長が知事に言う問題じゃなくて、これは市長、あるいは担当課長さんがやっぱり県に出向いていっても予算を獲得するようなことをやらないと私はいけないと思います。  相撲の世界に伝わる有名な言葉がですね、「土俵の下には金が埋まっている」という言葉があるらしいですよ。竹ちゃんが言うおもしろい言葉、いつも格言を言われますけどですね。それはですね、よくけいこをして強い力士になれば自然に金もついてくるということだそうでございます。これはまさに松浦市長にも当てはまる言葉だと思うとですよ。県・国にはそれだけの予算があるわけなんですよ。そのためにはやっぱり国・県に陳情されて、いい予算を持ってくるのが市長・担当課長の仕事だと思いますので、その点しっかりやっていただきたいと思いますけどね。  先日、県の部長さんと話をする機会がありまして、その折に部長さんが言われたことは、「松浦市の(あんまりこれは言うていいのかわかりませんけど)担当課長さんはなかなか陳情に来られない、幾ら言っても陳情に来られない」というようなことで言われましたので、私もびっくりして平身低頭しておりましたけど、やはり担当課長あるいは市長さんたちは、県・国に行っていい予算をとってくるのが本来の仕事だと思いますけど、そういった担当課長さんたちに対して副市長さん、どのような御教育・御指導をされておられますか、お尋ねしたいと思います。 11 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  私からお答えさせていただきますが、やはりこの市政を推進していく上においては、県の指導、支援、協力というものが必要でございまして、月に2回庁内連絡会議をいたしておりまして、そのときに「できるだけ出向くように」ということで指示をいたしておりますし、また、私も長崎に出張する場合につきましては、何日の日に出張するので、それぞれの県の担当課に、要望あるいは相談するようなことがないかということは秘書係を通じて常に情報といいますか、そういう把握をして、県に行ったときにはできるだけ多くの課に出向いていろいろなお願いをしたところでございます。  今回の横綱白鵬関モンゴルまつり実行委員会が招聘をするということをお聞きいたしましたので、早速電話でお願いしますし、また県北の振興局長が前、観光推進本部におられたということもございまして、直接お会いして、ぜひこの予算については県の予算で対応していただきたいと、そういうお願いもしたところでございまして、今御指摘のことについては、そういうこともあったかと思いますが、そういうことが今後指摘されないように県との連携、お願いは十分とってまいりたいと、このように思います。(降壇) 12 ◯ 15番(椎山賢治君)  先ほどの土俵の下の金じゃないですけど、やっぱり国・県には相当事業予算はあるわけなんですね。そのためにはやはり行政の方々がいかに足を多く運んでいただくかということじゃないかなと思っておりますので、特にやはり担当課長さんたちもしょっちゅう足を運んでいただきたいと思っております。私も本当その折にはびっくりしましたけど、担当課長さんもきのうの下久保議員から怒られておりましたので、余り厳しいことは言えない。  それでは次に、「農林水産業の振興策について」。  農業の振興策について、担当課長、今後どのような振興策を計画されておりますか。 13 ◯ 農林課長(田中 仁君)  おはようございます。  それでは、農業の振興策ということでございます。農業振興策につきましては、新規就農者や担い手の確保と育成、農産物の高付加価値と販売力の強化、肉用牛の生産体制の振興、基盤整備を実施した農地の有効活用、遊休農地の解消、地産地消の推進、有害鳥獣の適正な駆除と防御というふうな大きい項目を設けております。 14 ◯ 15番(椎山賢治君)  私も6月議会でもいろいろ聞いたわけですけど、6月議会の折に、「鷹ら島で販売している農産物は地元産が少ないので、葉たばこなんかやめられておられる方がいますので、鷹ら島等に農産物が佐賀県のほうからよく出ておりますので、できれば地産地消というようなことで地元の人に御協力をいただいて農産物を出せるようなことができないか」といった質問をした経緯がありますので、その鷹ら島あるいは松浦物産等にどれぐらいの地元産の農産物が出されているのか、わかっておればお示しをお願いしたいと思います。分けてでもいいですけど、松浦物産かな、あそこと鷹ら島にどれぐらいなっておるのか、わかっておれば御報告いただきたいと思います。 15 ◯ 農林課長(田中 仁君)  まず最初に、前回の御質問の中で、葉たばこの生産者の方が2戸おやめになられた。その方について農地の有効利用ができないかということでございましたので、そこら辺お伺いしましたところ、鷹島の葉たばこ生産組合の中で、それぞれ規模拡大に使っていくということでございました。  次に、鷹島地域の野菜の生産農家につきまして60戸ぐらいあるんですけども、そのうち50戸ぐらいが鷹ら島の会員さんということになっておられるようでございます。皆さんの中である方にお話をお聞きしましたけれども、「やはり鷹ら島が少し遠くて出荷するときの体制が、そこに品物を持っていくのが不便だ」ということでございましたので、このことについては地産地消推進協議会の中で今現在進めております「直売ネットワーク」の中で解決できるんじゃないかということで取り組みを進めております。  次に、松浦物産の中での農産物の販売額ということでございますけども、このことにつきましては商工観光課を通じましてお聞きした中では、農産物については昨年の7月からことしの6月という中で約6,700万円ぐらいだとお聞きしております。  次に、鷹ら島の農産物の地域別の出品状況ということでお聞きしておりますけれども、全体の金額としましては大体900万円ちょっとぐらいだということでございます。その中で鷹島産が15.7%、松浦地域のほうから、こちらのほうから持っていく分が47.5%、佐賀県から持ってこられる分が36.8%ということの情報をいただいておるところでございます。 16 ◯ 15番(椎山賢治君)  なかなか鷹島の方も葉たばこが主でございますので、簡単にいかないかなと思っておりますけど、今後とも地産地消というようなことでお願いしたいと思います。  次に、水産業の振興策について、課長、今後どのような振興策を考えておられますか。 17 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  やはり水産業の振興につきましては、漁業者の皆様方の所得につながるような事業といたしまして、放流事業、また養殖事業者の皆様方との協力をもって進めていきたいというふうに考えています。 18 ◯ 15番(椎山賢治君)  6月の定例会の折にも、「水産業者に対して直接補助金を出すようなことができないか」というような質問をさせていただいておりましたけども、松浦市は、養殖生産トラフグ日本一ということで全国的にも有名になっておりますが、昨今の魚価の低迷で水産業者は大変厳しい経営状況に陥っております。  松浦市の場合、基幹産業のかなめである東洋一の火力発電所、西日本魚市、新松浦漁業協同組合ニッチツ工場等は、すべてが海なくしては成り立たない産業であります。この基幹産業の中で新松浦漁業協同組合は、松浦市の最大の住民が参加する組織ではないかと思います。就業者が約1,000名、陸上部門で150名、新松浦漁協の中でも養殖業は漁村を形成する主な産業の一つであります。  そこで、「水産業者にも、農業者に出しているような直接漁業者に支払う支援策はないのか」ということを市長にお尋ねをしましたわけです。その際、市長より、「今後、積極的に漁協関係者や県等々と一緒になって対策を講じる」というような答弁をいただいておりましたが、その後どのような協議をなされましたか。 19 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  ただいまの御質問でございますが、6月議会での答弁の中では、「新たな手法による支援策が講じられないか」ということでございまして、「今後も検討を必要としながらも、経営の厳しい養殖については早急な改善が必要でもあり、まずは既存の制度を活用して生産費をどう下げていくか、またコストをどう下げるかということを議論させていただいている」旨の答弁をさせていただいたということでございますが、現在、鷹島地区におきまして、コスト削減・安定供給のための餌料保管庫の整備事業につきまして、平成22年度での建設に向けて具体的な協議を行わさせていただいているところでございます。また、氷につきましても一時的に不足するというようなことで、遠くで割高な氷を買わなければならないという地域もあるというふうなお話もあっておりまして、課題解消といたしまして、製氷施設の必要性等についても漁協と協議を開始させていただいたところでございます。  現在、漁業者の皆様方の経営安定のための近代化資金等に対する利子補給事業を行っておるところでございますが、現況で運転資金の借り入れについて利子補給が対象とされてないということで、御要望もあっているわけでございますが、この件につきましては要綱改正の検討作業に入っておりまして、そういうことをもちまして振興に当てたいというふうに考えておるところでございます。 20 ◯ 15番(椎山賢治君)  いや、この前の質問のときには、「牛の場合は、農業者の場合は、県と市で直接農業者に19万2,000円補助金が出ているから、直接漁業者に稚魚とかそういう面の補助が、直接漁業者に渡すような補助金を出すようなことができないか」というような質問をしとったでしょう、その件ですよ。その件が特に大事ということなんですけど、その件に対しての答弁を求めます。 21 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  漁業者の個人の方への直接補助の支出につきまして、先ほど議員がおっしゃいましたような要望があることにつきましては私どもも認識をさせていただいておるところでございますが、現在までは、例えば、共同利用施設だけということであったものが、少数グループへの助成が可能になったりということで、少しずつ内容も、制度の創設、また変更等が行われておりますので、市といたしましても、その部分につきまして取り組みを進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 22 ◯ 15番(椎山賢治君)  それけん、直接補助できるようなことを県とも協議するというような答弁になっておったでしょうが。県とどういうふうな協議をなされましたか。なかなか直接生産者に出せるというふうなことは漁業者の場合なかなか難しいと思うとですよ。それけん、協議はどのような協議をされましたかと、県との協議は。 23 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  やはり御要望があるということを県の担当者の方と御協議をさせていただいたということでございます。 24 ◯ 15番(椎山賢治君)  それで、県の方々と協議する中で、直接生産者に支払うというのは厳しいというような意見だったとですか、県の方々の意見は。そこはどうなんですか。 25 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  現況の中では、やはり直接個人の方にということはまだ難しいというお話をいただいているところでございます。 26 ◯ 15番(椎山賢治君)  それならそうのごと、はっきりそのように言えばよかとたい。  それでは次に、鷹島肥前大橋開通以来、鷹島町の現在の状況を見ますと、やはり100万人以上の方に来島していただけるんじゃないかなというふうな感じをしております。この状況を一過性のものとして終わらせないようにするためには、やはり呼子が今120万人ぐらい観光客の集客があるようでございます。鷹島のトラフグ生産日本一ということを生かして、鷹島はトラフグが日本一安くて食べれるような島にしたいというふうなことで、8月9日の市政懇談会の折に市長のほうに、「何とかそういうふうなことでできないでしょうか」というふうな話をしておりました。  具体的に言うと、「鷹島のフグのフルコースの場合、鷹島だけじゃなくて松浦市のフグのフルコースの場合、大体1人前5,000円ぐらいかかるとですよ。そういったことで、やはり呼子はイカということで120万人ぐらいの観光客の集客をされておるわけです。鷹島町も呼子みたいにするためには、やはりそれなりの行政の方々の手助けが必要ということで5,000円のフルコースは高いから、できれば市長、4,500円ぐらいになるように行政の方々がそういうふうなことで生産者の方々に幾らかでも補助してやってそのフグの単価を下げて、今のフグのフルコースを4,500円ぐらいで食べるような方向でいけないですか」というふうなことに市政懇談会の折に市長に要望しましたところ、市長は、「それでは補正予算でもすぐ組んででもすぐ対応したい」というふうな御答弁をされたと思いますけど、この件に対してどのような進捗状況になっておるか、御答弁を求めます。 27 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  まず、現在の取り組みと、まちづくり市民懇話会のときにお答えしたこととに分けてお答えしたいと思いますが、現在は、やはりトラフグ養殖生産日本一というこの鷹島の知名度がまだ低いということでございまして、まずはそういう鷹島という名前、トラフグという名前を全国にお知らせしていくといいますか、そういうことが大事だろうというふうに思っておりまして、現在、実はまつうら海鮮街道実行委員会というものが福岡都市圏を中心に、このトラフグのPRに取り組んでいただいているところでございまして、この海鮮街道実行委員会でのトラフグツアーというものについては5月から9月までに大体5,000名の方々が参加されるというふうにお聞きしております。このためには、やはり集客ということになりますと金額の問題があるということから、この海鮮街道のツアー関係につきましては県の補助金を活用して支援をするということにしているところでございます。ただ、この支援費につきましては、現在ツアーを設定されているということでございまして、この料理に対して一定の助成をしていくということとしているところでございます。  実は、今後のことにつきましてはどうするかということで、この前御意見いただいたところでございまして、今後は、これからお願いしようと思っています地域経済危機対策臨時交付金を活用いたしまして、海鮮街道参加店舗での10月からのツアー客の誘致に対して助成を行いたいと、このような形で、現在どういう形での支援ができるかということで具体的に関係機関と調整をしているところでございます。  ただ、この場合の助成ということについては、やはりツアーを行われる会社に対して助成をするという形になるんじゃないかと、そういう現在の状況での協議の経過でございます。(降壇) 28 ◯ 15番(椎山賢治君)  今の市長の答弁では、要するに体験型のツアー客に対する補助というふうなことでしょう。そうすると、市政懇談会のときの話とは全然違うごたるですね、それは。市政懇談会の折には、そういうふうなことで呼子のイカに負けないような観光地にするためには、やはり鷹島のフグをやっぱり売るためにはそれなりの行政の手助けが必要というふうなことでお話をしました。そこには金内議員も出席しておられましたので、聞いておられると思いますけど、そのときには、すぐにでも予算措置をしていくというような話だったとけど、ちょっと方向性が変わっておらんですか、市長、もう1回答弁を求めます。 29 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  ちょっと説明が悪かったかもしれませんが、経済危機対策臨時交付金を使いましてこの海鮮街道といいますか、グルメツアーに対して、この10月からのツアー客に対する支援を行うということでございます。
    30 ◯ 15番(椎山賢治君)  今の答弁ではちょっとわかりにくいような気がするとですけどね、私の質問が悪かとかな。  要するに、具体的に当時の市政懇談会の折には市長に私は質問したですよね。具体的に「鷹島のフルコースはこうして5,000円だから高いから、できれば行政の手助けをするためには4,500円なら4,500円で出せるようなことでできないですか」というお話をしたところ、「はい、いいですよ、それはすぐにでも補正予算でも組んでもやりたいですから」というふうな答弁をいただいたと思うとですけどね。  なぜそういうことを言うかというと、今、漁協にトラフグの身欠きというのを幾らか持っておるわけなんですよ。そういうとに補助金を出していただければ安く料理屋さんに提供できるようなことができると思うとですよ。そういうふうなことができないかなという感じを持っておりますけど、どうも話が食い違いよるような感じがするとですけどね。(発言する者あり)もう1回聞けてや。もう私はそがんしつこうなかもん。この件はこの次回、9月にもう1回聞きます。 31 ◯ 議長(中塚祐介君)  12月でしょう。 32 ◯ 15番(椎山賢治君)続  12月。あんまり私は気のこまかけん、市長ばいじめ切らんとって。  次にですね、新規マグロ養殖に対する事業で「ながさき型新水産業創出事業」ということで、今回、松浦市でも3社ほど事業をなされていますが、この事業についての具体的な説明を求めます。 33 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  ただいまの件でございますが、「ながさき型新水産業創出事業」ということでございます。これにつきましては、平成12年度から実施されている県単独の補助事業でございます。漁業の担い手の意欲向上を目的として、主に提案公募式の漁業者発想による自主的活動への支援を行うものというふうになっておるところでございます。  助成の対象につきましては、まず「3名以上の漁業者グループが提案する地区漁業士会の区域ごとにおいて行う新たな取り組み」、それから、「中核的漁業者協業体が県の認定を受けた漁業共同改善計画に基づいて行う取り組み」、それから3番目に、「漁村の女性グループが提案する地域資源を活用した活性化のための起業」というのが3本柱として出されているところでございます。  本市におきましては、本年度本事業の採択を受けておられますのは、クロマグロ養殖関連でございまして、事業主体が「松浦共同陸上魚類様」と「青島マグロ生産組合様」となっておるところでございます。この2経営体とも中核的漁業者協業体でございまして、公募を経てということではないところでございます。  事業の内容等につきましても一緒に申し上げておいてよろしゅうございますか。  事業の内容につきましては、まだ完結しておりませんので、若干変わる可能性がございますが、県への補助金交付申請時での聞き取りの内容についての御報告とさせていただきます。  まず、松浦共同陸上魚類様につきましては、目的といたしまして、平成19年度からマグロ養殖を開始し、出荷まで3カ年かかるため、3年目の21年も必要な種苗用の生けすと本年度から始まる出荷用の資材の整備ということを目的とされております。  内容につきましては、20メートルの円形生けすが1基、生けすの係留資材、出荷用の取り上げの網、出荷用の電気針等を整備するようにされておるところでございます。  青島のマグロ生産組合につきましては、目的といたしまして、平成19年度からマグロ養殖が開始されておりますが、本年度から出荷を開始することにされておりますが、マグロは取り上げ時に暴れると体温が上がり、身焼けして売り物にならなくなるので、即殺し、すぐに魚体を冷やす必要があるということで、また、生けす網がかたい亀甲網で、潜水による管理や網掃除が必要であり、そのための機器が必要だということで整備をするということで、内容といたしましては、出荷・作業用の施設といたしまして冷却水槽、電気針、取上網、揚網ローラー、潜水用具、高圧洗浄機を整備するということで計画をされているところでございます。 34 ◯ 15番(椎山賢治君)  青島ともう1カ所かな、2協業体ということでございますけど、やはりこういったことは新松浦漁業協同組合という組織があるわけなんですよね。こういう漁協、極端に言うならば鷹島もそれなりの今フグがなかなか厳しい状況にあるわけなんですよ。こういったいい補助金が来る事業は、できれば漁協なんかと相談していただいて、やっぱり鷹島あたりにも周知徹底してこういうふうな補助事業があって、いい事業ができますよというふうなことをやっていただきたいというふうな感じがしておるもんですから、これは新松浦漁協あたりとの協議はされましたか。 35 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  この事業につきましては、私どもがお聞きしておる範囲では、詳しい内容についての漁協との御協議はされてないというふうに県のほうからお聞きいたしております。県と、それから中核的な協業体との関係で漁業共同改善計画ですか、それを立てておられる中で県との御協議がまず最初にあったというふうにお聞きをいたしているところでございます。 36 ◯ 15番(椎山賢治君)  それはあんたおかしい。県が、あなた、事業計画するなんて、最初に漁協に持ってくるとが本当でしょうもん。あなた担当課でありながら漁協に持っていかんというとはおかしいですよ。これだけ1,000名からの就業者がおるとですよ、漁協は。それをあなた漁協に持っていかんで、ある特定の協業体だけに話ば持っていくとはおかしいじゃないですか、それどうなっているんですか。もう1回答弁求めます。 37 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  この件につきましては、私どもも正式にお話をお聞きした部分につきましては、計画をもう出された後で、県との御協議を始められた後でございまして、私どもといたしましても漁業協同組合との協議につきましては、やはりまずしていただくことが大事ではないかということで県のほうにも強く申し入れを行っていたところでございますが、今回の部分につきましては、まず県と直接協業体の皆様方のお話し合いが先に先行したという形になっておるところでございます。 38 ◯ 15番(椎山賢治君)  こういう情報は市にが一番最初入るとですよ。そればあんた漁協に流さんということのあるもんですか。あなたたちに一番に入るとでしょう、この情報源というとは。漁師なんかわからんとですよ。こういういい事業があるとであればですね、これからはもうフグの時代じゃないとですよ、マグロの時代になっていくとですよ。そういったことであなた日本の大手企業の双日さんがお見えになっておるでしょうが。今からはもうマグロの時代になっていくとですよ。そういったことで、漁業者の方にも漁協あたりとちゃんと連絡をとってもらわんと、あなた困りますよ、今後は。今後はよく県のほうにも申し入れをしとってくださいよ。  次に、あんまり長く、あなたはきのうも下久保議員がやかまし言いよったけん、あんまり言われんとですけど。  次にですね、長崎県下でも磯焼け対策として藻場漁場の整備等がなされていますが、松浦市ではどのような計画になっておりますか。 39 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  磯焼けの対策ということでございますが、本市の海域におけます磯焼けにつきましては、県の水産業普及指導センターの調査をいただいておるわけでございますが、青島の一部、それから川原辺田の沿岸、鷹島の南西岸、飛島の北東岸、それから調川町の松崎、それから福島の一部で局所的に海藻が少ないところがあるということでございますが、広範囲な磯焼けについては確認はされていないところでございます。  現在、海藻の少ないところにつきましては、離島漁業再生支援交付金の御活用をいただきまして、漁業者みずから食害生物のガンガゼの駆除を行っていただいているところでございます。  本市藻場造成の今後の計画でございますが、県営による海藻バンク設置事業が平成22年度から26年度で実施される計画でございまして、今後、漁協と協議しながら阿翁浦地先に設置要望を行っていくことを検討いたしております。  福島地区から藻場造成のための築いそ事業の要望もあっておりますので、設置位置等につきましては関係者の皆様と協議をいたしているところでございます。 40 ◯ 15番(椎山賢治君)  磯焼けが大変長崎県でも多く見られますので、やはりその藻場漁場の造成等も順次計画をされてやっていただきたいと思います。  次に、松浦市の基幹産業として水産業に対する事業予算が他の市町村に比べて大変少ないように感じておりますが、他の市町村との水産業に対する予算の対比はどのようになっておりますか。 41 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  予算でございますが、なかなか近隣の市にお聞きをいたしておりますが、内容にちょっとやはり事業等の相違がございますが、近隣で平戸市と佐世保市についての回答をさせていただきたいと思います。  20年度決算でございますが、本市におきましては、一般会計に対する水産関連の予算につきましては全体の3.27%となっておるところでございます。平戸市につきましては3.38%、佐世保市につきましては2.13%となっているところでございます。  21年度予算でございますが、本市は2.72%でございます。平戸市は3.04%、佐世保市につきましては1.89%という割合で水産関係の予算が編成されているところでございます。 42 ◯ 15番(椎山賢治君)  もう時間もないようですので、次に移ります。 「松浦市観光産業の振興について」。  水産商工観光課長に、観光産業の振興についてどのように今後計画をされておりますか。 43 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  松浦市の観光産業の振興ということでございますが、松浦市の観光につきましては、現在まだ成熟はしておらず発展途上であるというふうに考えておるところでございます。これからの観光地と考えておりまして、観光産業につきましては交通・宿泊・休憩・飲食などいろいろな分野があるものというふうに考えているところでございます。  私どもといたしましては、松浦においでになった皆様が御満足いただける内容のサービス提供を行うことが観光の振興につながると考えるところでございます。  施設、飲食物、接客などで御満足いただける内容について、松浦に来られた皆様からの御意見をお伺いしたり、関係皆様と協議を行っていくことで今後の方策も見えてくるのではないかというふうに考えております。  これからも多くの皆様に松浦市を訪問していただくためには、施設の充実だけではなく、特色ある食の提供、それから接客技術の向上が重要と考えておるところでございます。  特に、今後、接客技術の向上の研修、また地産地消を生かした食の開発などについて、いろんな支援・協力をしていきたいというふうに考えておるところでございます。  やはり観光行政につきましては、市単独ではなく、関係団体との連携・協力によることが必要であるというふうに考えているところでございます。 44 ◯ 15番(椎山賢治君)  鷹島町も大橋開通以来、先日から観光課長さんも言われましたように、物すごか観光客が入ってきて入り込み客があるわけなんですね。課長さんがちょっと言われておりましたとおり、モンゴル村で37万4,000人、鷹ら島で42万6,000人がレジ通過なんですよ。レジ通過だけで42万6,000人ということは、恐らく50万、60万入ってきておるわけなんですよ。売り上げが鷹ら島で1年間の目標が1億というのがもう1億4,000万円売り上げされております。モンゴル村でも1億4,000万円ぐらいの売り上げがあっているわけですね。  鷹島大橋開通後の多方面の相乗効果というのは、どのような方面に相乗効果があっていると思われますか。もう時間がないので、簡単に答弁してください。 45 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  先ほど議員申されましたように鷹島地域に多くの皆様が来られております。したがいまして、それに伴いまして農水産物の販売増加、また飲食店への来客による収益増などの経済効果が特に大きいのではないかというふうに考えているところでございます。 46 ◯ 15番(椎山賢治君)  相乗効果というのは相当出ておるとですね。呼子、観光バス、松浦、平戸方面に相当出ておるとですよ。そういうところから見ると相当の相乗効果が出ておるとですよ。あなたも忙しかろうけん、全部調べろというとは無理でしょうけん、これより余り厳しくは追及しませんけど、そういうところもちゃんと調べとってみてくださいよ。  次に、市長は4年前の選挙のときに、松浦市のトップセールスマンということで全国を走り回るというような公約をされておりましたけど、現在、トップセールスマンとして、鷹島肥前大橋完成後の鷹島の観光政策をどのように考えておられますか、御答弁を求めます。 47 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  私は、この観光というものを松浦市の新たな産業として構築していく、そのためには鷹島肥前大橋というのが大きな柱になるということから、今日までいろいろな関係機関の御協力をお願いして取り組んできたところでございますが、今後とも、このことはやはりトップセールスとして活用していきたいというふうに思っております。  その1つといたしましては、御承知のとおり、4月17日に福岡ソフトバンクホークスとの総合交流宣言を行いまして、福岡都市圏をターゲットとした誘客を図るということで取り組ませていただいておるわけでございます。そのことによって道の駅「鷹ら島」、あるいはモンゴル村というものが大きな効果を生み出しておりますが、そこでとどまることなく、やはり今申されましたように周辺地域、特に松浦の福島、松浦地域というものについて大きな効果があるような、そういうセールスというものを今後心がけていき、先ほど申し上げましたような観光というものがこの地域の大きな一つの産業として確立できるといいますか、育成できるような今後の取り組みをしてまいりたいと、このように思います。(降壇) 48 ◯ 15番(椎山賢治君)  これからはやっぱり観光産業は大事と私も思います。特に、鷹島の場合はモンゴルが核となるわけなんですよね。施設も老朽化しておるとですよ、前田課長に言うたっていっちょんしてくれんもんけん、ね、前田課長。老朽化しておるとって、早うしてもらわんと。あなたに幾ら言うても一緒でしょうけど。  今回、県の方針として、県下にライトアップをするというようなことでテレビ等でも放映をされておりますね。この件は、去年の12月の金内議員の一般質問の折に関連質問をした経緯があるとですけど、「石井幹子さんという有名なデザイナーが、外国あたりもしょっちゅうそのライトアップされておるらしいですよ。それで、横浜のベイブリッジ、東京タワー、それもライトアップして物すごい集客力を上げたというふうなことで、ぜひとも県のほうに陳情していただけんか」というようなことで、前の徳田課長さんかな、に質問した経緯があるわけですね。その折、徳田課長が「県のほうもたしかこういう計画がないので、私のほうから話をしておきます」というふうな答弁をいただいた経緯があるわけなんですね。そういったことで、今度そういうふうな予算をつけてやるというふうな話が県議会のほうでもあっておるようですので、これは鷹島の今後の観光にはぜひともこれは必要だと思うとですよ。これが一過性に終わらないためにはライトアップというのはぜひとも必要と思いますので、この件に対して市長、何か県のほうにどういうふうなことでお願いするか、ぜひとも私は陳情に行っていただきたいというふうな感じを持っておりますけど、市長の所見を求めます。 49 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今、鷹島肥前大橋のライトアップということにつきましては、御承知と思いますが、県が県内の12の橋についてライトアップを計画されて、今回予算が計上されるということになっておりまして、その中に鷹島肥前大橋もそのライトアップする対象の橋ということになっておるわけでございます。  このことは、これまでのいろいろなところの経済効果といいますか、誘客の効果というのは大きなものがあろうというふうに思いますが、このことにつきましては今、県のほうでそういう計画がなされたということで、具体的な中身がまだ把握できておりません。  財源的には「地域活力基盤創造交付金」というものを使うということになっておりまして、県の大橋ですので、そのライトアップの整備の事業費について地元に負担が求められるのか、あるいは電力料金といいますか、それがどうなるのかということまでは定かでございませんので、今後このことにつきましてはやはり12の大橋ということになりますと、関係市町があるわけでございますので、そこら辺との連携をとりながら効果的なライトアップになるような、また地元の市町の負担がないような形で、ゼロとはならないと思いますが、そういうところも踏まえながら今後このライトアップについては県の考え方をお聞きしながら関係市町との連携をとりながらこのことについては取り組ませていただきたいと、このように思っております。(降壇) 50 ◯ 15番(椎山賢治君)  これは県の事業でやるとですけん、恐らく市の負担はなかとですよ。そういう消極的なことじゃなくて、市長、今「12」と言われましたけどね、これは恐らく早く陳情して、一日も早くライトアップできるように、私は地域の皆さん方の盛り上がりがないと、それは積極性がないところだったらできませんよ、やらないですよ。積極的にやはり地元が盛り上がりがないとできないと思いますので、これはやっぱり積極的に鷹島地区としてはやっぱり6団体挙げて陳情をしてみたいというふうな私は考えを持っておりますけど、市長もう1回、これはちょっと今の答弁は消極的だったような気がしますけど、やはりこれは今後の鷹島町の観光にはぜひとも必要なんですよ。そういったことで、やっぱり松浦市挙げて陳情しないと私は簡単にできないと思いますのでですね。  市の負担というのは余りないとですよ。私、この前の12月の定例会の関連でやったときもですね、1時間に100円しか当たらないという話をしたと思います。電気料はかからんとですよ。そいけん、ライトアップする費用は恐らく県が持つと思いますので、そんな金はかからないと思いますけど、市長もう1回答弁を求めます。 51 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  椎山議員は、「経費はかからない」と、こう申されておりますが、そこら辺を確認をさせていただきたいということが1点でございます。県の御負担でライトアップしていただくということであれば、私はあしたにでもお願いをしてまいりたいと、このように思います。(降壇) 52 ◯ 15番(椎山賢治君)  そうですね。地元挙げてこれはやっぱり県のほうにも陳情に行って、早く予算化措置をしていただくようなことで、市長も選挙もあるとでしょう。もうちょっと頑張ってもらわんと。そういうことでお願いしたいと思います。  次に、それではですね、ちょっと長うなるごたるとばってん、今回、鷹島肥前大橋開通後の観光客の入り込みやにぎわいを一過性のものとして終わらせんためには、開通後3年間ぐらいは市当局にある程度の予算措置をしていただきたいと思いますが、継続ある観光対策として予算措置は不可欠なものと考えておりますけど、市長の考えをお聞きしたいと思います。 53 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  鷹島肥前大橋の開通に伴います経済効果、特に観光という分野では大きな効果を生み出しておる。それは数字的にも誘客数あるいは売上高ということからも明白でありまして、これは、この単年度、短期間ということじゃなくて、やはりこのことが松浦市の観光産業の大きな柱として今後の取り組みができるように、私といたしましても何年ということじゃなくて、これは継続的にしっかりとした予算立てをして関係施策を充実させながら、より継続的に、そして持続できるような観光対策というものの一つの取り組みをさせていただきたいと、このように思います。(降壇) 54 ◯ 15番(椎山賢治君)  今回、横綱白鵬さんを招くことで松浦市の宣伝を全国的に行ってもらいたいと思っておりますけど、鷹島肥前大橋開通記念ということで、「白鵬来島」というようなポスターを早目に作成をしていただいて、伊万里、松浦、唐津、平戸方面に、近隣の市町村に周知徹底をしていただきたいと思います。特にこういうことはマスコミ等に取り上げていただいて、白鵬が来町するというような話題性をつくっていただきたいと思います。  きょうは長崎新聞の方もお見えでございますので、白鵬来町のニュースをひとつ新聞に書いておってくださいよ。  「横綱白鵬とフグを食べよう会」というようなそういう企画をするとか、「横綱白鵬とモンゴルの歴史を語る会」とか、「ちびっこ相撲」をするとか、そういうふうなマスコミに、要するに話題性を持ってやるようなことで、今後PR活動に松浦市のほうとしても頑張っていただきたいと思います。  まだずっとあるとですけど、ちょっと時間がありませんので、もうここで終わりたいと思います。    (椎山議員 一般質問席 降壇) 55 ◯ 議長(中塚祐介君)  以上をもって椎山議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩します。       午前11時9分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時24分 再開 56 ◯ 議長(中塚祐介君)  再開いたします。  質問順位に従い、3番・山口議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (山口議員 一般質問席 登壇)(拍手) 57 ◯ 3番(山口芳正君)  おはようございます。  大変昼前ということでございますけれども、時間の都合上、昼御飯に当たるということで、皆さん方、少しいらいらされるかと思いますけども、よろしくお願いいたします。(笑声)
     ぎらぎらした太陽の日差しが暑い真夏の日のはずが、雨の多い日照り不足の天気続きの涼しい夏でした。熱かったのは衆議院選挙。景気対策か、また、国民生活第一を訴える両政党の戦いで、結果的には民主党の大勝利ということでございました。この勢いで、日本の不況を吹き飛ばしてほしいものでございます。  そうした中、早く景気が回復し、失業者がいない、皆さんの家庭経済がよくなり、生活の活力を取り戻してほしいと思うものでございます。  私の住む福島のことを少し話させていただきます。  毎年ながら、盆を中心に稲刈りがあります。コンバインの音が鳴り響きます。また、牛飼いさんも稲わら集めで汗だくで働く農繁期の8月でした。今は、あちこちの田から稲刈り後の耕うんのトラクターの音が聞こえます。道わきの田には、早速集落で、子どもを集めたり部落の人を集めてコスモスやヒマワリの種がまかれています。秋には美しい花畑が見られるだろうと楽しみに作業をされているところでございます。ぜひ、皆さん方も期待して、福島においでの際は、秋においでの際は見ていただきますようお願いいたします。  また盆には、どこの地域でも同じかと思いますけども、夏祭りがありました。これには市長さんもおいでいただいたところでございます。福島の夏祭り、商工青年部が30年来やってきた行事でございます。近年、会員の減少とともに中止の決定、2年前にありました。しかし、このままでは福島が寂しくなるという思いの中で、有志の方がボランティアで、小さくてもいいから自分たちのできることをやろうじゃないかということで、この祭りが今あっているところでございます。皆さんの思うように、何百人、何千人という集まる祭りじゃございません。今言ったように、町民の皆さんの心がこもった祭りでございます。そういう祭りもあった夏でございました。  こうした福島の風景や人を浮かべながら質問させていただきます。  1番目の「定住人口増大に向けた取り組みについて」質問いたします。  各自治体財政難、隣接地と合併をして合理化を図り、住民サービスができる活気あふれるまちづくりを目指したはずが、まだまだ見えぬ合併効果。町中(まちなか)を歩いても人通りは少なく、商店街の飲食店の灯りは消えていき、残った店については常連さんがまばらな状況の中です。役場、農協、漁協、商工会、そうした大きな団体が統合し、団体の会もなく、自然と足が遠のいているのが実情でございます。  松浦市においては、合併当初、平成18年1月1日、2万7,804人、1万296世帯がありました。平成21年7月1日現在で2万6,175人、1万238世帯となっております。約3年半で人口が1,629人の減、世帯で58世帯の減、年間当たり平均455人、月平均にしますと38人の減となる計算です。  松浦の地で生まれ、また松浦に転入をされる方、また松浦で亡くなり、そして、転出される方、差し引いても毎日1.27人が減っている計算になります。  私の住む集落についても同様でございます。60戸余りの集落ですけども、若い夫婦もわずか、おのずと生まれてくる子どもも年に1人生まれればいいほうです。小学生については、4人しかいない、年々高齢化している現状です。私の小学校のころにおいては、同級生だけで11人はいたことを思えば寂しい限りでございます。松浦の田舎集落も同様な状況だろうと思いますし、また、市内においても同様な傾向には変わりないだろうと思います。  そうした中、何とか歯どめをと、いろんな政策を打ち出してもなかなか実情は変わらない。この人口増大への取り組みは、ハード面、ソフト面と非常に幅広く、すべての政策がこれにかかわります。終わりがなく厳しいが、しかし、やらなければますます減少するのは現実でございます。  今回、整理をして四、五項目、広い中ですけども、四、五項目質問いたします。  まず、第1に考えられるのが企業進出です。だれも初めはそう思うと思います。  企業進出による雇用の場の確保、住民の所得が増加し、地域の活性化を生む。自然と近くに定住する。松浦市においては、このことを念頭に置き、内陸型の工業団地を立地すべきと大平、庄野地区工業団地造成が計画なされ、地元の説明もなされたと聞いております。しかし、予想もしなかった昨年からの世界的な大不況、景気の後退。国の景気対策では、まだまだ回復はほど遠いようでございます。  この団地計画の状況についてと、今後について伺います。また、現在ある団地への企業進出等の動きはないものかお尋ねをいたします。 58 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  定住人口対策ということでございますが、今、山口議員申されましたとおり、定住人口対策ということにつきましては、その維持、増大のための施策ということにつきましては、やはりハード面、ソフト面、いろいろあろうかと思いますが、その中でもやはり大きな課題といいますか、ポイントとなるのは、やはり雇用の場ということが言えるんじゃないかというふうに思います。  そういうことで、その1つといたしまして、新工業団地の整備事業の計画を立てさせていただいて、関係地区の皆様方の御理解、そして、地権者の皆様方の御協力を得ながら、これまで用地測量、あるいは平板測量、そして、地質調査を終了いたしまして、詳細な事業費の積み上げを行っているところでございます。  このことにつきましては、議会にもお話をさせていただきまして、この敷地造成、それから配水管の整備、道路整備等を含めまして、総事業費を8億8,300万円ということでお示しをさせていただいているところでございます。  実は、この団地につきましては、詳細設計を進めておるわけでございますが、その中で、総事業費の増額が見込まれると、そういうことが現時点で生じております。  この事業費の増ということにつきまして、このことが市の財政負担にどう影響するのか、それと、先ほど申されましたように、これからの景気動向、企業の立地動向がどういう方向に行くのかということを、やはり十分見きわめて対応する必要があろうというふうに思っておりまして、いろいろ現在、内部で検討をいたしております。時期を見て、このことにつきましては、企業誘致特別委員会のほうへ御説明、御報告をさせていただいて、その後、この新工業団地の取り組みについては判断をしたいというふうに思っておるところでございます。  新工業団地につきましては、そういう現状でございますが、いずれにいたしましても、この地域の定住対策ということにつきましては、いろいろなことを取り組まなければなりませんので、やはり既存の工業団地への企業誘致、あるいは現在いろいろな会社が元気に操業をされておりますので、それらの企業の拡張とか育成、そして、その関連企業の誘致というようなことも、今後、積極的に取り組まなければならないというふうに思っております。  現在の市内にあります(福島を含めまして)工業団地を県のほうへ誘致についてのお願いをしておるわけでございまして、県のほうからも松浦の工業団地を見ていただいたり、情報の提供をいただいたりしておりまして、現在、企業誘致室がそれらの情報をもとに企業訪問等をいたしております。  まだ、その可能性とか、どうなるかというところまで、ここで申し上げるようなところまでの状況ではございませんけれども、市内への誘致の可能性ということについて、県と協議をさせていただいている企業が数社あるということはここで申し上げておきたいと思いますが、それが今後どのような形で誘致の実現に向かっていくのかということは、まだまだそこまでの状況にはないということでございますが、数社について、いろいろな用地の状況とか、工業用水の量とか、光ファイバーの状況とか、いろいろな立地に伴う必要な松浦における条件ということについては提示をして、現在、協議をさせていただいている、そういう状況にあるということをここで御報告いたしたいと思います。(降壇) 59 ◯ 3番(山口芳正君)  非常にこの時期、これを前向きにどんどんどんどん進めていいものかという状況、世界情勢の中では、かなり厳しいかと思いますけれども、いずれにしても松浦は永久的にあるものでございます。ぜひ、進めていただきたいというか、その時期が来ればその判断がなされるだろうと私は思うわけですけれども、今、不景気だからちょっと手抜き──手抜きという言い方はおかしいですけども、ちょっと力を抜くとか、そういうものじゃなくて、前向きにやっていただければと思うし、また、これについてはやっぱり賛否両論この経済情勢の中ではあるかと思いますけども、行政としては今までどおり前向きにやるということで確認していいでしょうか。 60 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  先ほど申し上げましたように、もろもろの条件、環境の変化ということがございますので、ここは慎重な現在取り組みといいますか、検討が必要だということで、そのことが大方の方向づけができますれば、先ほど申し上げましたように、まずは企業誘致特別委員会に御報告、御説明を申し上げて、その段階でどうするかということについては私のほうからお話をさせていただきたいと、このように思います。(降壇) 61 ◯ 3番(山口芳正君)  雇用の場を確保すれば、おのずと定住人口もふえるわけですけれども、その中で、産業をどうしても発展させる、生活を安定し安心させるためには、やっぱり道路の整備が必要かと思います。この件については、西九州自動車道が松浦市も着工され、少しずつ姿が見えつつある、あと五、六年もすれば大まかな姿が見えるような感じもいたしますけれども、そうした期待を持っているわけです。ここに来て政権交代、道路の状況がどうなるものか、公共事業がどうなるものかと心配するわけですけども、我々の周りの生活道路もそうでございます。  そういう面について、市長はどう感じておられるものか、答えをお願いいたします。 62 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  いろいろな環境の変化といいますか、民主党政権にかわっていくということで、いろいろなことが想定されるわけでございますが、私はこの地域の振興・発展ということについてどうあるべきかということは、やはり私はその思いというのはどなたであろうと変わらないというふうに思います。  ですから、そこら辺についていろいろな議論が必要だとは思いますが、やはり松浦市の置かれている立場、現状、今後こういうまちをつくっていきたいということについては、一生懸命御理解いただけるような御説明をし、松浦市が総合計画として掲げております西九州自動車道を初めとするいろんな施策については、今後も順調に、そして、円滑に推進できるような、そういう取り組みをしていきたいと、このように思っておるところでございます。(降壇) 63 ◯ 3番(山口芳正君)  非常に私も心配しつつも、やっぱり政権がかわろうとも、要るところには道路は要るんだと。そうでなければ、特に松浦市のように九州の果てにあるものとしては、これがなければ企業もなかなか進出しづらい状況であることは皆さんも周知のとおりでございます。市長については、今まで以上に精力的に中央に働きかけ、県に働きかけ等をお願いするところでございます。  伊万里市の七ツ島及び久原工業団地より福島・鷹島については二、三十分の通勤には最高の地であります。この団地、ある専門誌によれば、伊万里湾臨港道路整備事業着工 21年予備設計、23年着工、25年完成予定、全長900メートル、架橋の長さ400メートル、七ツ島北ふ頭より久原地区の国道204号線に接続と記してありました。交通の混雑を改善し、市街地への交通渋滞の緩和をするための新設ということでございます。他県といえども、松浦、福島にとっては朗報であり、こうした交通情勢の中が改善されるということは、非常に有利な生活環境になるかと思います。若い人をいかにして定住させるか、流出させないか、こうした交通条件もそうですが、住宅確保も必要です。人口流出を抑制し、定住人口を促進し、地域の活性化を図ろうと定住奨励金を昨年10月に創設されました。これにつきましては、昨日、竹本議員からも質問があり、状況等も報告がありましたけれども、いま一度御報告をお願いいたします。 64 ◯ 企画財政課長(大久保 整君)  お答え申し上げます。  昨年10月から定住奨励金の助成制度を設けておりまして、これまでに24件、そして1,096万7,000円の助成を行っているというふうなところでございます。  なお、加えまして、本年4月から開始いたしました市外から転入者の賃貸住宅入居に伴います補助金をことし4月から開始しておるわけでございますけども、これが12件で130万円というふうな実績になっているというふうな状況でございます。  以上でございます。 65 ◯ 3番(山口芳正君)  状況を説明いただきましたけれども、用地等の相談とかあっておりませんか。用地等の補助金等も出ておりますけども、その相談というか、申し込み等はあっておりませんか。 66 ◯ 企画財政課長(大久保 整君)  用地の相談というふうなことでございましたけども、先ほど申しました定住奨励金制度、この中に一応宅地の取得に伴います助成も実は含ませております。新規転入、市内在住、いろんな形の中で、新築をされたりとか、中古住宅の取得とかあられる場合があると思うんですが、中古住宅の取得の場合につきましては、もう宅地と家屋、住宅とセットで契約されるということになろうと思いますけども、それ以外での新築とかの場合につきましては、一応取得費の10%または50万円のいずれか低い額というふうなことで、宅地に対する助成もあわせて現在行っているというふうなところでございます。  どこに建てるかというふうな、その辺の御相談につきましては、やはりちょっと市よりも不動産屋さんとか、いろんなその地域の方への御相談が多いのではないかと思っております。  以上でございます。 67 ◯ 3番(山口芳正君)  それから、宅地の確保のために、低家賃の公営アパートが各地区にありますけども、この数、また入居率の状況等について、どうなっているのかちょっとお知らせをお願いいたします。 68 ◯ 都市計画課長(宝亀秀臣君)  市営住宅で公営住宅となりますと、今現在、老朽化で募集停止を行っている住宅が15戸ございまして、その戸数を除きますと、793戸ございます。これは、福島にあります特定賃貸住宅は除いておりますが、そのうち787戸が入居中ということでございます。  以上でございます。 69 ◯ 3番(山口芳正君)  状況を見てみますと、非常に入居率、ほとんど100%じゃありませんけども、当然100%になることはないかと思いますけども、かなり利用されているという感じをいたしますけれども、人口増加にはどうしても若い夫婦が定住してくれれば一番であります。これはちょっと誤解を招くこともあるかもしれませんが、夫婦2人、そして、子ども1人、2人、3人とふえる。地域も元気が出る。そうした中、何度か議会で例を挙げて話があっております。文教厚生委員のメンバーの方から、長野県の下條村に行かせてもらった事例について、報告等も含めてこの件については質問があっております。  そこでは、今さらまた私が繰り返しても同じかもしれませんけども、若者向けの定住しやすい若者の好む低料金アパートが建てられている。現在、10棟ですか、建ててあるというところでございます。その中には、条件をつけて、例えば地域の自治会に加入する、消防団等にも入っていただくというそういう話も、とにかく地域の方となっていただくというふうな条件も入っているようでございます。ちなみに、子どもが卒業すれば退去となるという状況も書いてあったような、報告があったような感じがいたします。  その中で、子どもへの中学までの医療費の無料ということで、昨日、下久保君の質問に対しまして、市長のほうからも、これについては来年4月から考えているということでございまして、そういうこともされているということでございます。  その中で、公営住宅、ほとんどあきがないという状況でございますけども、そういう中に若い人たちに助成というか、そういうふうなものが考えられないかなという感じがいたします。実は、私、特定住宅は外してあるということですけれども、先日、知り合いの方とちょっと話をさせていただきました。市外から福島に入っておられる、そうした中で、子どもがおられる。冗談話の中で、もう子どもが少し大きくなりつつ、住みにくいなというふうな、狭いなという意味も含めてあったわけですけども、その中で、福島には特定公共賃貸住宅があるわけですけど、大半がほとんど満室になることない、6戸ですかね、入られるわけですけども、ほとんど半分ぐらいしか、もうずっとあいている。非常に立派な住宅です。まだ建てて間もない住宅ですから、もったいないという感じもいたします。そこに入られればなというふうな、本人さんが冗談話に言われたんですけども、何分にも家賃が高い。そういう話がなされた関係上、今回、そうしたところというか、家賃に対して何か助成策とか、何か少し考えられないものかなという感じがいたしますので、その点についてお伺いをいたします。 70 ◯ 都市計画課長(宝亀秀臣君)  特定賃貸住宅でございますが、今議員おっしゃいますように、6戸の管理をいたしておりまして、3戸入居されております。なかなか家賃が(言われますように)高家賃ということで、入居がなかなか進まない状況でございます。  その家賃につきましては、特定賃貸住宅が3LDKで、その他の公営住宅が3DKタイプが多うございますが、そのバランス等も考えながら、家賃について引き下げがどのような形でできるものなのかということについては、前向きに検討をしていきたいというふうに考えております。 71 ◯ 3番(山口芳正君)  多方面においてそういうふうな話を検討していただいて、できればあかないように、できれば本当にその方が言われるように、大きくなった、そろそろ他市というかな、そういうところに移らなければならないだろうという、ということは、近くに実家もあるかもしれませんし、なるべくそういう方を定住させる、若い方を定住させる。若い方というのはやっぱり活力があります、地域、村おこし、すべてに対して。自治会でも入っていただければ、なおさらそういう見えない分野についても非常にまちが活力あることに結びつくかなと思いますので、そういうことも含めて現在あるものだけでも、初めは、まずは結構かと思いますけども、検討だけはぜひお願いしたいし、子どもが少しでもふえるように、人口がふえるようにお願いしたい。  そして、急ではありますけども、こういうふうな下條村等にあるように、将来的に若い者向きというか、そういうアパートを建設する予定は、計画はないものか、お尋ねをいたします。 72 ◯ 都市計画課長(宝亀秀臣君)  若者向け住宅の建設ということでございますが、今現在、本市の市営住宅につきましては、老朽化した団地が多うございます。この老朽化した団地の建て替え事業が、一応現在、最優先事業ということで考えておりますけれども、財政上の理由から、まだ具体的な計画が立てられないという状況でございます。  今回、雇用促進等の買い取りも検討させていただいておりますので、今後は定住促進を図るという意味で、公営住宅とそれから雇用促進住宅の活用について検討をさせていただきたいというふうに考えております。 73 ◯ 3番(山口芳正君)  検討するということでございますけども、本当に真剣に、これはできる、できんはその次かと思いますけども、やっぱりそういうことはちゃんと議題に上げて検討していただきたい。本当に効果があるものか、入っていただけるものもあるかもしれませんけども、低料金であれば、恐らくさっき言いました伊万里等の工業団地、すごい工業団地がありますけども、先ほども言いましたように、近くにはそういう団地もあります。ぜひ、特に島についてはそういうことも検討いただきたいし、また今福についても非常に近い状況の中でありますので、十分に検討をしていただいて、長い目でというか、本来なら「すぐやりなさい」と言いたいわけですけど、そうはいきませんので、ぜひ将来の松浦に向けて検討いただきたいと思います。  それから、もう1点というか、1点か2点か、なるかわかりませんけども、福島の鍋串地区へ漁港埋め立ての住宅地活用用地があります。活用についてちょっとお尋ねいたします。  19年の12月議会で質問を行いました。  「福島鍋串地区は漁港整備がなされ、漁業倉庫、荷揚げ場の整備、また県道改良に伴い、公民館、消防詰所などの公的施設も新築され完備されました。また、福島では唯一下水道工事もなされ、すばらしい公共施設の整備がなされている地域でございます。しかし、大変失礼ですが、漁業集落はどこの地区でも同じかと思いますけども、住宅が密集し、道路も路地化しています。家を建て替えようと思っても、なかなか現在の場所はと思っておられる方もおられると聞きます。そうした漁港埋立用地の中に、一部市有地で漁村開発用地である地域実情があります。そうした地域の実情を見たときに、住宅用地として利用できないか」と2年前に質問したときに、理事者の説明では、「県道計画が変更になり、漁港用地利用の計画変更が必要であり、その際、希望調査を行い、漁村開発用地の配置及び面積等を変更して、県・国の許可を得たい」という答弁があっております。年度内には行きたいという答弁もあっておりますけど、その後、どのような状況になっているのかお伺いをいたします。 74 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  鍋串の利用計画の変更でございますが、御質問の後に私どもとしてもその旨県との調整を始めたところでございます。  現在、私どもと長崎県の水産部の漁港漁場課と協議を行ってきておるところでございますが、現在、最終の調整という形で進めさせていただいているところでございます。 75 ◯ 3番(山口芳正君)  この前の質問の折には1年ぐらいかかるだろうという漠然とした話の中で、県にも国にもそういう申請をやるということでございますけども、現段階については、最終的な詰めであるということでございますけども、地区の中には、今言いました宅地用地に困っておられる方、また次男、三男を地域に残したいという思いの方もおられます。こういうものについては、やっぱり時期を逃せばなかなかできない。今思っても来年はわからないという今の経済情勢でございます。ぜひ、また地区の方はもちろんでございますけども、福島の方か、また、できれば他市の方が鍋串に住みたいと望んでおられる方もおられるかもしれません。  ぜひ、一日も早くこの地区の要望にこたえてほしいと思うわけですけども、最終段階の詰めだということでございますけども、これがわかるのは、いつぐらいの状況になるわけですか。 76 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  大変申しわけございませんが、現在、県のほうとのやりとりの中で最終の調整になっておるということでの協議を進めさせていただいておるところでございまして、具体的に何年何月ということは現状ではちょっとはっきりわからない状況でございます。  ただ、私どもといたしましては、先ほどから議員もおっしゃっておられますように、この計画変更を行うことが定住人口増大につながるというふうに考えておりますので、できるだけ早く利用計画変更が整うように県のほうとの協議を再度強く進めたいというふうに考えておるところでございます。 77 ◯ 3番(山口芳正君)  ぜひ、待っておられる方もおられるようですので、一日も早くできるよう、県にも(先ほども話がありましたけれども)再三にわたって要望等をお願いしたいと思います。  ずっと福島町を見たときに、どこでも同じですけども、だんだん空き家が多くなってきている。当然人口が減っておるわけですけど、そういうふうな住宅確保の意味から、空き家の情報等も把握されているものか。また、そういうふうな、何かな、状況をつかむ何か「区長会とか何かに行っているよ」とか、そういうふうな話があっているものか、ちょっとお尋ねをいたします。 78 ◯ 企画財政課長(大久保 整君)  お答えいたします。  空き家の活用ということで、都会の方が地方に住みたいというふうなことで、空き家バンクとか、そういうふうなことで対応している自治体も多いところではございます。  ただ、松浦市の場合も、一部そういうふうなところをお聞きしたりしてはいるものの、なかなか最終的には持ち主の方と借り主の方のやっぱり最終的な契約ということになりまして、なかなか都会の方がいろんな希望されるのが、非常にいろんなものがそろった古民家風なもので、しかも低料金とか、そういうふうなところがございまして、なかなかそこがうまくマッチするという物件が非常に少のうございます。空き家の貸されるほうは、できるだけ手をかけないで借っていただける方がおられればというふうなところなんですけども、都会の方としては、やはりすぐ入って使えるような家がいいというふうなこともございまして、そこの需要と供給の部分がうまくマッチをしないというふうな状況もございます。そういうふうなところからトラブルが起きたりするということもございまして、非常にちょっとここの部分は慎重に対応しなくてはいけないようなところと思って(担当課としては)おるところでございます。  そういうことで、実際に余り今こちらのほうから積極的に松浦市にはこんなところがあるというふうなところをきちんと登録して公表しているというものはございません。  以上でございます。 79 ◯ 3番(山口芳正君)  福島の場合、そういうふうな状況の中で、区長会あたりにぜひそういうふうなところがあれば、これはいろいろ事情がありますから、余りあそこはあそこはということはできませんけども、情報の秘密ということもありますから、いろいろありますけども、そういうふうな話ができるところについては、早く──早くというか、知らせてもらえんだろうかという、行政が仲介するわけじゃないですけども、そういう呼びかけもあっているところでございますので、その辺も含めて、ぜひ、空き家の情報等も的確にというわけじゃありませんけども、注意していただければと思っております。  非常に定住人口の増大ということについては、もうすべての分野が、すべて定住人口につながる。当然住みやすい、低料金でいろいろなことがあれば、当然なってくると思います。また、道路の整備もそうでございます。住むところの景観がすばらしければまたいいという状況の中で、非常に広い範囲内でございますけども、ぜひこれについては、今の松浦の状況を見たときに、あと何年かすれば2万人に減るんじゃないかという、どこかで歯どめをしなければならないというところでございますので、引き続きいろんな面で一般質問等もあるかと思いますけども、十分に検討していただければと思っております。  それでは、続きまして2項目めに入ります。  「農地促進事業について」質問させていただきます。  農業を取り巻く情勢が先日の衆議院選挙の結果で大きく変わろうとしています。日米自由貿易協定、FTAということでございますけども、「締結」を修正されまして「促進」というふうに民主党が打ち出されました。  いずれにしても交渉に変化があり、日本農業にとっては厳しい現実が待ち受けているというのが現実です。このまま米はつくれるんだろうか、いろんな補助金制度、支援事業はどうなるのか。この中山間地域の農業はやっていけるんだろうか、直接補償制度で農業は守れるんだろうか、また、耕作放棄地がふえるだろうと、また、子どもが我が家の農地を守り農業をするだろうかと、期待半分、不安半分で心配するのは私だけでしょうか。  そうした農業情勢の中ではありますが、大きな農業情勢でありますが、松浦市においては農業支援の単独事業があります。国・県と大きな事業では取り組めない、農家の皆さんが身近な事業をやれる事業に助成して、農業振興を図る目的の身近に取り組める農地促進事業であります。大変有効に活用させていただいております。大変ありがたいところでございます。  これについては、旧町時代よりこれと同じような単独事業があり、多くの申し込みがあり、農道のコンクリート、田の基盤整備、用排水かんがい施設の整備、他地区と競争しながら、本当に必要な事業を農家の手でやらせてもらった。おかげさんで小さな耕作道路も田の整備も進み、大型機械の出入りもスムーズになり、各農家、感謝しているところでございます。
     特に、コンクリート基盤整備が盛んに行われ、それぞれに1,000万円と予算を組んだときもありますし、かんがいについても四、五百万円計上されたときもあります。それが毎年、毎年申し込みが多く、後回しの状態。それだけ地域の世話人さんや農家の方が農業施策に関心があられたのかなと感心するところです。もちろん、この事業に対しての話題も多かったわけでございます。  しかし、今の合併してからの単独事業になってから、余り話がなくなった状況に、寂しいものでございます。話題がなければ当然、地域の農業が寂れていく、田畑は少しずつ荒れていくのが目に見えて見える、そうした状況を踏まえ、小さい内容のことですが、あえて旧町時代と比べて質問させていただきます。  19年に事業が始まった折にも、この件については質問させていただいておりますけども、「問題をチェックし、農家と取り組めるようにしていく」ということでございましたけども、本年度、今までの実績と今年度の申し込み状況を伺います。 80 ◯ 農林課長(田中 仁君)  農地利用促進事業、このことにつきましては、19年度より実施をいたしております。  メニューとしまして、8種類のメニューを創設しまして、そして、農家の皆さんへ周知を図り、その中で申請を受け付けてきている状況でございます。毎年、申請は7月1日から31日までということで申請受け付けをしまして、9月の段階までに現地調査を終えるというような状況をいたしております。  そういう中で、19年度と20年度の実績について御報告をさせていただきます。  19年度の申請状況につきましては、本庁管内が19件、福島支所管内が10件、鷹島支所管内が2件の計31件となっております。なお、この年につきましては、かなりの内容が高額になっておりましたので、すべてが採択できなかったということで、22件を採択しまして、あとの7件を次年度以降にお願いしたいということで、お願いをしながら実施をしてきております。  20年度におきましては、本庁管内が10件、福島支所管内が4件、鷹島におきましては申請があっておりません。合計14件のすべてを採択いたしております。  なお、21年度の申請状況につきましては、本庁管内が9件、福島支所管内が1件、鷹島支所管内は申請がございません。合計10件で、現在、現地調査を実施いたしているところでございます。  なお、19年度の補助額の実績でございますけども、当初予算900万円をお願いしている中で1,045万7,000円という実績がございまして、補正をお願いして実施をしてきたところでございます。  20年度におきましては、当初予算900万円に対しまして715万9,000円という状況でございます。  以上でございます。 81 ◯ 3番(山口芳正君)  ありがとうございました。  19年度については申し込みが多かったけれども、20年度については全部申し込みをやった。また、21年度については10件しか申し込みがないという、この状況をどう課長は思われますか。申し込みがなかったのか、この要綱がどうなったのかという、そういう判断はされたことがありますか。 82 ◯ 農林課長(田中 仁君)  要綱につきまして、これが発足した段階で、この従来の土地改良事業、舗装したり、あるいは水路を修復したり、暗渠排水をしたり、ただそれだけの工事でお願いした事業があっとったわけですけど、19年度からこの事業を利用することによって、もう1つ営農活動をしていただきたいということで、メニューを掲げております。そのメニューとセットをしないと実施ができない。そういう中で、メニューの内容と合致しなくてできないとかという部分もございます。また、かなり農地・水・環境保全向上対策とか、あるいは中山間の直払い制度、そういう中で、集落において修復をされたりという状況がございますので、そういう部分で件数も減ってきているという状況を見ております。 83 ◯ 3番(山口芳正君)  私が思うには、非常にこの条件がややこしい、取り組みにくいという状況です。福島町の、先ほど非確定ということであったですけども、非常に福島町については次年度まで持ち越すことはざらです。当然、私の集落なんか二、三年分は持っておったという状況です。非常に農家の取り組みやすいようにしていただいた。補助金ですから、それは一つ一つの基盤の中でやることは当然です。しかし、そう言いながら、申し込みがなければ何もならない事業です。  私はこれは各地区で取り合ってでも申し込みが多いぐらい、また課長のほうから「市長、どうにかしてくれんか」というぐらい申し込んで当然の身近な事業と思うんですよね。福島町については相当なこれに対しては力を入れて、先ほども1,000万円、それだけでですよ、コンクリだけで1,000万円とか、それから基盤整備だけでも1,000万円という予算をやったと。これは中山間の地域ですから、大きな事業ができないということもありまして、どうしても福島に似合った制度を福島でやっておるという状況です。この中身、小さいこと、小さいことを言うてもしょんなかわけですけども、何かこう基盤整備にしても共同でなければいけない。全部これは共同でなければならないということですよね。なかなかこれは難しい。もうほとんど進んでおります、結構やっております。あと、ぽつんぽつんと、やれなかったところが残っておる、そういう状況。すべてがそうとは言いませんけど、できればそういうところも、圃場整備については、そういうところもできるようにしていただきたいと思うし、もう棚田です、小さな1枚の田ん中が1畝、2畝、3畝とあるぐらいの田ん中です。それを1枚を8畝ですか、大体1反近くにやりなさいといっても非常に難しいという状況もあります。その辺も現実を見て、松浦のほうがどうなっているか私はわかりませんけども、そういうところで私のところにも、個人でもやれないだろうかという話も来ております。当然、共同しかできんよと言うと、また共同にするためには負担があります。隣の方にも負担をしていただかなければいけないわけです。その辺がなかなか難しいということもあります。そういうふうな面とか、あと農道の整備、本当に小さいことですけどね、80メートルぐらいやらんば大体だめですね、この事業の、20万円予算を計上したときにですね。福島では1線で80メートルやるというのは、なかなか今まで申し込みでも多かったせいで、なかったわけですよね。今回、1カ所でそれだけやらなくちゃならないということでですね、もうかなり進んでおる上の中に、これをやらなくちゃならないということが非常に「80メートルもや」と、これは皆さん方は「そがんと短かよ」と思われるかもしれませんけども、私の周りを見たときには「ちょっと長いんじゃないか」という感じもいたします。道路については共同でも結構かと思いますけども、そういう思いがあるということと、それから、内容についてはいろいろ福島に似合わないところもあるわけですけども、その状況、地区地区によって状況を判断しながらできるようになれないかなという思いがあります。  それから、この中に営農活動状況という中で、繁殖増頭ということが書いてあります。放牧、牛のことですね、それからイノシシの駆除と、非常に今松浦市が問題を抱えておる、また重要施策としておる項目が入っておるけれども、非常にこういうとはあえて書かなくちゃならないかと私は思うわけですよね。増頭でやるならば増頭の事業で3億円やってはどうですかと。でも、今回は余りにも申し込みがないけんですね、それはちょっとあれですけど、これが申し込みがあれば、「そういうところは、そのままでやってくださいよ」と私は思うわけですよね。何か、そういうところが皆さんがちょっとひっかかるというかな、2年内に何頭をふやしなさいとか書いてあるわけですよね。こういう状況まで農地促進事業の要綱に入れなくちゃならないのかなという思いがありますので、入れても結構ですけれども、何かその辺、増頭は増頭でやっていただきたいという思いもありますし、いや、この事業でやってもいいんですけど、あえて増頭と書くなら畜産の増頭とか、そういうふうに牛に限っての感じもいたしますし、イノシシ対策にしても、イノシシ対策でそれは基盤整備ということもちょっと当てはまらないという状況ですよね。耕作放棄地の解消にはなるかと思いますけども、その辺もう少し地域の状況を聞いて、この内容について、もう少しとにかく申し込みが多いような、多くて困るよという感じの中の、せっかくの身近な事業ですので、していただきたいという思いがありますので、その点課長、今後どう、前回も「ちょっと検討して、始まったばかりだから検討したいよ」という話だったですけども、どうですかね、「こうせろ」というわけじゃありません、「私が言ったとおりせろ」というわけじゃありませんけども。 84 ◯ 農林課長(田中 仁君)  見直しについてと思いますけども、このことの前に、ひとつちょっと勘違いされているんじゃないかというふうなことで、お願いをしたいというふうに思います。  ただいま御指摘されました繁殖雌牛の増頭とか、イノシシ対策とかイノシシ駆除、こういう部分を「何で入れておるとか」ということですけど、そこの受益地への皆さんが取り組みやすいメニューを余計にしておけば、取り組みやすいということで出しております。ですから、このことをすることによって、牛をふやしなさいよというんじゃなくて、その地区に繁殖農家の方がおられて、その1000頭増頭とあわせてされるということであれば、実際される土地改良事業に該当しますよと。あるいはその中で農道舗装を申請される方が、その地区にイノシシを駆除される猟友会の方がおられたら、その方がイノシシを捕獲、駆除に従事されるとか、そういう部分について共同でされれば、そういう部分も申請の中に入れていただければいいですよということでしております。  なお、現在10種類の営農種目を掲げておりますけども、ほとんどが二作作付、これは米と、あと裏作に景観作物とか、あるいは飼料作物とか植えられているようです。  それから、機械共同利用、この中で基幹産業の耕起と代かき、また整地ですね、それと田植え、この3つのうちで1種類だけ隣の方、あるいは集落の方の機械を共同で利用されれば該当しますよと、この共同利用というのは、やはり機械を一人一人がお買いになると大変な費用がかかりますので、そういうことで共同利用されれば、こういう事業に該当しますよということでのメニューでございますので、ぜひ、内容を御検討していただければというふうに思います。  ただ、前回もお話しした中でも、このことについては、やっぱりこれを最初に、この要綱をつくって、やって、それがずっと通ると、やっていけるという状況ではございませんので、やはり見直しは必要だというふうに考えております。  もう3年ことしで経過をしますので、やはり見直しについてはやっぱりちゃんとやっていかなければいけないということで、各支所のほうにもそういう見直しの必要性について話もいっているようでございますので、内部で制度の点検をやっていきたいというふうに思っております。  いずれにしましても、この事業の目的にも掲げております農地を有効に活用していただき、農業所得の向上を図るという目的のための土地改良事業を行うといたしております。  特に、耕作放棄地の解消や発生防止を図る上からも、農家の皆様が利用しやすく、さらに実効性のある制度となるように、これまで御指摘をいただいたことも参考にさせていただきながら、見直しに向けての検討をしていくということにいたしております。 85 ◯ 3番(山口芳正君)  私の意見は意見として、ぜひ皆さんが取り組みやすい事業であってほしいと思います。  基盤整備についても、福島においては、あえて言いますけども、余り図面とか何かじゃのうして、上と下の段差で基準を決めて審査をして出したということもあります。もちろん、高額な助成じゃなかったわけですけども、反当は40万円か、そんくらいが最高だという制度でございまして、非常に皆さん方、利用が多かったということも踏まえて質問しておるわけですので、ぜひ、その点も含めて意見は意見として言っておりますけども、よろしくお願いいたします。  続きまして、建設業入札制度の見直しについてお尋ねをいたします。  建設業界、非常に厳しいということを私も3月の一般質問、また皆さん方もされたわけですけども、その中で5月、6月に見直すんだという副市長の答弁もありました。その中で、どのように見直されたのか、市長の概況報告にもありましたけども、その内容をお知らせお願いいたします。 86 ◯ 建設課長(村田政司君)  お答えをいたします。  まず、建設工事の格付基準の改正についてでございますけれども、松浦市においては、建設工事28業種のうち7業種についてはランク制をとっており、A、B、Cの3等級で格付を行っているところでございます。  平成20年度に経営事項審査の大幅な改正が行われたことを受け、市内業者において格付けの偏りが見られたため、見直しの検討を行い、平成21年度の格付の公表にあわせ、土木一式工事の格付基準を改正いたしております。  具体的な改正内容といたしましては、土木一式工事のA等級については、従来どおり750点以上で据え置きをしております。B等級については、650点以上749点以下だったものを600点以上749点以下に、C等級については、649点以下だったものを599点以下へと改正を行ったところでございます。  次に、発注基準の改正についてですが、格付基準と同様に、今回は土木一式工事のみ改正を行っております。  B等級及びC等級については、発注金額の上限額の引き上げを行い、またA等級及びB等級において発注金額の下限を撤廃いたしております。  具体的な内容といたしましては、A等級については、従来、発注金額を「1,500万円以上」としていたものを「制限なし」に改正し、B等級については「500万円以上1,500万円未満」としていたものを「2,000万円未満」に、C等級については、「500万円未満」としていたものを「1,000万円未満」に改正をいたしております。  この改正により、業者選定においても柔軟性を持たせることができると考えております。  なお、今回各等級で発注金額の下限を撤廃しておりますが、従来どおり、原則として各等級に応じた発注を行う方針といたしております。  最後に、入札制度の改正についてですが、本年3月に最低制限価格の算定率の改正を行ったところではありますが、近年の建設業をめぐる状況が一層厳しくなる中、本年4月10日付で「工事請負契約に係る低入札価格調査基準中央公共工事契約制度運用連絡協議会モデル」が改正をされ、最低制限価格の設定範囲が、従来の「予定価格の3分の2から10分の8.5の範囲」から「予定価格の10分の7から10分の9の範囲」に引き上げられました。  このことを受け、本市でも検討を行った結果、建設工事の低入札基準価格の引き上げを実施することとし、低入札基準価格を「予定価格の10分の8.5」から「予定価格の10分の9」へ改正をいたしました。  また、今回の入札制度の改正に合わせ、企業の資金繰りの改善の方策として、低入札基準価格を下回った額での落札時において、従来は前金払を2割までといたした取り扱いについては廃止をいたしております。  以上が改正をした内容でございます。 87 ◯ 3番(山口芳正君)  非常にいろいろ検討なされて改善されているようでございますけども、私の地域については、Bランクの業者がおられません。そういうことについても改良はされているものと思いますけども、Aランクが制限なしということですけど、上から下まで制限なしということなのか、工事請負の場合ですね。Bランクは2,000万円未満ですよということで、Aランクについては制限なしということですけども、AランクがBに入れるものか、CランクがBに入れるものか、その辺の福島の事情を見たときに、どうなっているものか、ちょっとお尋ねいたします。 88 ◯ 建設課長(村田政司君)  先ほども発注基準の改正の中でお示しをいたしましたけども、今回の各等級の発注の金額については、原則としてA、B、C、そのランクの中でやっていきたいというふうに考えております。  ただ、先ほど言われましたように、Bの工事の中ではAが下ることは可能なことといたしております。それと、Cの工事にBが下ることについては可能といたしております。ただ、CがB、BがAというのは工事の能力等を考えたときに、その辺は無理じゃないかというふうに考えております。  以上でございます。 89 ◯ 3番(山口芳正君)  地域性を重んじられて、そういうふうな特別な場合は、そういう配慮をするということでございますね。非常に我が周りを見たときに、やりやすくなったかなという感じがいたします。今までは初めから指名に入れなかった状態、近くの者はうろうろしながら無職でおる。ほかのほうから来てからするということで、非常に不愉快というかな、嫌な思いもされたかと思いますけど、今回こうして配慮されたということについては、地元の一人としてうれしく思っておるところでございます。  それから、変動型の最低制限制度を松浦は設けてありますけども、いつかも松浦の組合のほうから陳情がなされて、この点についても触れてあったわけですけども、この変動型、ちょっと、そのとき私も聞いておるわけですけども、あえて聞かせていただきますけど、変動型を導入した理由というものをちょっとお聞かせ願います。 90 ◯ 建設課長(村田政司君)  この変動型につきましては、松浦市では公共工事の入札制度として平成17年7月からこの導入を行っております。  この制度の採用理由といたしましては、まず入札前に最低制限価格を推定することが困難であるため、談合等、不正入札の防止及び著しい低額での入札の防止に効果があると考えられたことによるものでございます。  以上でございます。 91 ◯ 3番(山口芳正君)  談合とかそういうものについては非常に効果があるかなという感じがいたします。というのは、だれがとるかわからない、くじじゃありませんけども、運がよければ入るという状況の中で、非常に業者さんもそれに戸惑っておるという感じを受けます。また、それがひいては最低のあれは、防止をするということがございますけども、かえって落札価格がどうなっているのかなという感じがいたします。これを余りに気にし過ぎるために落札価格が八十何%までなりますよね。そうなったときに、そういうとも発生しつつある傾向にあるんじゃないかなと私は思うわけですけど、その点、課長どう思われますか。 92 ◯ 建設課長(村田政司君)  落札率のお尋ねだと思いますけれども、まず20年度の状況ですが、入札件数が75件ありまして、落札率が88.2%となっております。  それと、21年度、今年度ですけども、4月から6月まで、これは改正前ですけども、これが入札件数が9件ありまして、落札率が88.4%となっております。  次に、7月から8月、これは改正後ですけれども、入札件数が17件で89.4%となっております。  以上でございます。 93 ◯ 3番(山口芳正君)  若干上がっておるということでございまして、今回また改正なされましたので、若干上がるかと思います。市においては安いほうにこしたことはないわけですけども、今の建設業界を見たときに、それだけではやっぱりだめと思いますし、業界、これ自分の周りを見たときにでも2人、3人、4人とやっぱり50代ぐらいの方が遊んでおられると。非常にそういったときに、その方たちにしてみればやっぱり土建業でずっと働いてこられた。もちろん親もそうです。父ちゃん、母ちゃんも土建業で働いて、自分たちも大きくなってきた世代でございます。今公共事業が減るという中で、非常に業者さんとしても納得に近いような、100%は無理ですけども、ぜひその辺も含めながら、今回改正されたばかりですから、どうと言えませんけども、ぜひその辺も含めながら、このような社会情勢を見ながら見直し等もやっていただければと思っております。  以上、大変まとまらない質問で大変恐縮ですけども、ありがとうございました。    (山口議員 一般質問席 降壇) 94 ◯ 議長(中塚祐介君)  以上をもって山口議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後0時35分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時34分 再開 95 ◯ 議長(中塚祐介君)  では、再開いたします。  質問順位に従い、4番・白石議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (白石議員 一般質問席 登壇)(拍手) 96 ◯ 4番(白石光一郎君)  こんにちは。  一般質問の3日目の、しかもお昼から、大変お疲れになっている皆さん、もうしばらくおつき合いをお願いいたします。  なお、3日目の本当に最後になりますと、通告しました中身でほとんど全議員さんたちが言ってしまって、私の言うものがなくなっているものがたくさんありますので、その辺はダブるかもわかりませんが、よろしくお願いをいたします。  それでは、通告に従いまして、15回目の市政一般質問を行います。  「松浦市の新型インフルエンザ対策について」でありますが、世界的に猛威を振るって、人々を恐怖に陥れています。動物から人に、人から人に感染して、これまでと違ったインフルエンザの新型に変身し、5月9日、日本で初めて大阪で3人の患者が出ましたが、もう既に全国に拡大し、8月26日現在では1万1,636人、死者10人となりました。  私は、6月議会の一般質問の前段において、世界的に猛威を振るっている新型インフルエンザの感染状況及びその影響について、今後も拡大をしていくおそれがあり、行政が市民の皆さんに、その対策、予防に全力で取り組むべきとお話をいたしました。  このときは、健康ほけん課に発熱相談窓口が設けられて対策がとられていましたので、一般質問としては取り上げませんでした。8月20日から、新聞には毎日毎日、一面トップに新型インフルエンザの記事が掲載されるようになりました。また、テレビでも報道されています。もう既に、休校や学級閉鎖となっているところもあります。きのうの新聞では、県内8小中高、学年・学級閉鎖が行われておるところであります。  学校の新学期が始まるこの時期から、感染が拡大されると予想されているようですから、しかも、もう9月3日の報道では、先ほど言いましたように、この新型インフルエンザが原因で10人もの死者が出ています。  限られた期間に、ある感染症が世界的に大流行することをパンデミックというのですが、今度の新型インフルエンザがそれに当たるようです。  過去のパンデミックについては、大正7年、スペイン風邪、全世界の推定死亡者4,000万人、日本での死者39万人でありました。そして、昭和32年、アジア風邪、200万人が死亡いたしております。1968年の昭和43年、香港風邪100万人死亡というのがあります。  今回の新型インフエンザが日本において感染すると予想されているのが、人口の約4分の1、2,500万人に達するのではないかと推測されています。  このときは、松浦市では一人も患者さんは出ていないと聞いておりましたが、このところ省令の改正で報告の義務がなくなりましたから、今は発症の状況がわからなくなっております。  今回、市民皆さんの新型インフルエンザ対策に行政がどのように取り組んでいるのか、そして、御自身で予防が十分可能であることを御理解いただくために、一般質問に取り上げることにしました。  ところが、先ほど言いましたように、既に下久保議員、吉原議員、金内議員が取り上げましたので、対策についてはすべて言われてしまっておりますので、私なりに質問させていただきたいと思います。  「松浦市を取り巻く新型インフルエンザの感染状況」でありますが、今議会での市政概況報告にもありました。「新型インフルエンザの感染防止の啓発に努めてまいります」と取り上げられています。
     6月8日時点で16都道府県、432人であった感染者は、先月の8月16日現在では、北海道から沖縄のすべての地域で7,750人と18倍に膨れ上がりました。8月6日現在、世界では17万7,457人、死者1,462人であります。  8月19日に、舛添厚生労働大臣が「新型インフルエンザが本格的な流行が始まった」と宣言。長崎県でも隣の平戸市、佐世保市ほか各市で発症した患者さんがいるものの、本市の健康ほけん課のスタッフの皆さんの努力でしょうか、このときにはまだ一人も新型インフルエンザの患者はいなかったようであります。そして、30日には2人が死亡され7人となり、さらに8月26日、先ほど言いましたように10人の死亡が確認されております。そして、日本全体で1万1,636人と急速にふえ続けてきました。長崎県では既に102人が感染されています。  あの熱い戦いを演じた夏の甲子園高校球児のチームの中にも、このインフルエンザに感染した生徒がいたことが報道されていたように、また、プロ野球選手にもいます。運動能力にすぐれ、体力にも恵まれ、鍛えられた選手たちも感染することが、私にとっては不思議であります。  特に本市は、交流人口拡大の対策として、体験型旅行受け入れ事業を行っており、6月に取り上げた折には、兵庫・関西方面からの旅行のキャンセルが相次いでいました。旅行業者が前年と比べて相当落ち込んだことを言われていますので、受け入れ事業も減少しているものと思いますが、「受け入れされている皆さんが、感染しないかと心配されている」と昨日の質問でもありました。  そこで、本市を取り巻く新型インフルエンザの感染状況、押し寄せてくる危険にさらされようとしているのかを、どのように認識され、把握されているのかをお尋ねいたします。 97 ◯ 健康ほけん課長(諸石俊英君)  今、白石議員から御質問がありましたけれども、これまでの(先ほど白石議員の発言の中にもございましたけれども)厚生労働省の考え方が8月21日以後変わってきております。  8月21日に厚生労働省から「平成21年第33週(8月10日から8月16日)の感染症発生動向では、定点当たり1.69の患者が報告され、流行の目安である1.00を上回ったことから、インフルエンザの流行シーズンに突入した」と発表がされました。  8月の流行入りは、調査開始以来初めてでございます。これは、二十数年来初めてということでございます。  これが今回の新型インフルエンザの特徴であるというふうにみなされまして、報告数のほとんどがA/N1H1の新型と見られるとの見解が示されました。  それを受けまして8月25日には、新型インフルエンザの患者の急激な増加が確認されたことから、今後、新型の判定でありますPCR検査は行わないという方針が示されまして、運用の指針の変更がございました。  これまで、感染法上の第12条に(医師の届出)があったわけですけれども、急激に患者がふえたということで医師の届け出が不要になりまして、今後は集団での感染の端緒を発見するために、集団での感染が疑われた場合のみ、届け出ではなくて保健所へ連絡をしてほしいという、そういった要請に変わりました。  これまで、A型と判定されたときには保健所のほうに連絡して、そしてPCR検査を行っておりました。その段階では、松浦市では感染者はございませんでした。国の方針が変わった後、集団感染についての連絡についても、松浦市については今のところ報告がございません。  先ほど白石議員から言われましたように、やはり手洗い、うがい、それから十分な睡眠、栄養をとる。そういったことが、やはり体力を維持するという状況の中で、体力が弱まってきますと感染しやすい。そのためには個人個人がやはり自分の体を守るという、そういった予防意識を持っていただいて取り組む以外に方法はないのかなと思っております。 98 ◯ 4番(白石光一郎君)  これは支所で、それからインターネットで、多くの市民の皆さんが見ておられます、聞いておられます。もう少し市民にわかりやすく御説明をいただきたいと思いますが、最も多く発生しているのが沖縄県であります。大阪、東京、神奈川、埼玉、愛知、千葉、茨城、兵庫の順でありますが、感染者の8割がゼロ歳~19歳で占められています。重症者には、基礎疾患を持っている糖尿病や腎臓病を持つ患者さん、あるいは幼い子どもさん、妊婦さんにリスクが高いと言われています。  感染の予想が日本の人口の4分の1とすれば、本市では7,500人が感染する確率となりますが、どのような予想を立てていますか。先日の金内議員も心配をされていましたが、予想を立てていないと何も対策はできないのではありませんか。 99 ◯ 健康ほけん課長(諸石俊英君)  市独自の取り組みというのは、やはり予防ということでしか、現在のところ取り組んでおりません。  国のほうでは、今回の新型インフルエンザのワクチンが10月以降12月までに約1,300万~1,700万人分が用意されるというふうに聞いております。実際に、厚生労働省が4日に「新型インフルエンザワクチン接種についての最終方針案」というのを示しております。その中で最優先接種者を決めております。それは、やはり重篤になる可能性があられる方、そういった方を最優先ということにしております。  第1番目に医療従事者が100万人、第2位が2つございまして、基礎疾患のある、持病のある方が900万人、妊婦が100万人、それから、第3位に1歳から就学前の小児が600万人、それから、次に1歳未満の乳児の両親が200万人、その方たちを最優先といたしまして、その次に小中高生が1,400万人、65歳以上の高齢者が2,100万人、全体で5,400万人ということが言われております。そのうち、特に重症化しやすい1,900万人について優先的にしていく。  先日、ちょっと報告いたしましたけれども、国のほうが最優先接種者についてどのような形でするのかということで、この分については国が医療機関と委託契約をして、その中で予約をしながら接種をしていく。きょうの新聞報道にありましたけれども、必要数を生産量に応じた形で都道府県に国が配分し、それをそれぞれの医療機関のほうに配付するという方向性が示されております。  特に私たちとしても、基礎疾患のある方がどれだけおられるのか把握ができません。そういった中で、やはりこのワクチンが接種できるような状況になったときに、いろんな形で周知をして、早目に予防接種をしていただけるように対応していきたいと思っております。 100 ◯ 4番(白石光一郎君)  きのうおとといの金内議員の心配の中に、外来医療体制の状況等を把握すべき、それから入院診療を行う医療機関の病床数及び稼働状況、並びに人工呼吸器保有台数及び稼働状況、それから透析患者、小児、妊婦等の重症者の搬送・受け入れ態勢など、心配された面が先日言われていました。  それで、公立診療所、私立診療所が賄うことができるのか。それから、市内の医療機関との協議がどのように行われているのか。それから、県の保健所との協議で県はどのように言っているのか、そこをお聞かせください。 101 ◯ 健康ほけん課長(諸石俊英君)  金内議員の御質問のときに、市内の医療機関ては5床というふうにお伝えいたしました。市の公立診療所については、24時間体制が行われておりません。その中で重篤な患者を24時間で診るというのは、診療所では無理ではないのかなと思っております。  現在、市内の医療機関については、押渕病院が5床ということで保健所のほうには連絡が来ております。しかしながら、松医会のほうに連絡したところ、押渕病院は別として、市内の病院関係についても療養病床を持っている状況の中ではなかなか手が回らないのではないか。そうしたときには、以前から言われております感染症の病棟があります北松中央病院とか、そういったところに搬送する以外に方法はないのではないかということで聞いております。 102 ◯ 4番(白石光一郎君)  患者さんが入っていったら、「うちは診ません」とか言われても困りますので、その辺をちゃんとしておいてほしいと思っております。  次に、「松浦市の感染症予防の取り組みについて」お尋ねいたします。  この猛威を振るっている新型インフルエンザに対抗して撃退するためには、このインフルエンザという敵を知らなければなりません。私はスポーツをやっていますので、スポーツで言うディフェンス(守備)を強化しなければなりません。  新型インフルエンザの正体は、生物学上では細胞を持ちませんので、非生物とされているようであります。ところが、遺伝子を持っていまして、他の生物の細胞を利用して増殖するという、名前はウイルス、ラテン語であります。元ビールスと聞いたことがあるんですよ。それから、英語読みではバイラスと言うのだそうであります。このウイルスで感染するわけであります。  私たちが住んでいる地球上の人間はもちろん、カラスやスズメ、牛やイノシシ、トンボやチョウチョ、タイやハマチなど、そういう生物が生きています。余り好ましくない虫や、ウイルスのように目に見えにくいものも自然界に生息、人間と共生していると言われています。  このウイルスが、感染者のせきによる飛沫感染と、手についたウイルスが目の粘膜から、鼻から、口から、そして人から人へと感染していく接触感染があり、人の体に入ってインフルエンザに感染するのであります。そういうのを避ければ、感染する確率が非常に低くなると思われますが、いかがですか。 103 ◯ 健康ほけん課長(諸石俊英君)  インフルエンザのウイルスにつきましては、飛沫感染、空気感染、先ほど言われた接触感染等がございます。  まず、飛沫感染につきましては、くしゃみやせきをしたときに、それに含まれますウイルスを直接吸い込むという形で飛沫感染がございます。  せき、くしゃみをして、そのつばが蒸発して、そのウイルスがすぐには消えずに空気中に漂っている。そういったものを吸い込むことによって感染するのが空気感染というふうに言われております。このウイルスについては、1個のウイルスが増殖のスピードが速くて、24時間で100万個になるというふうに言われております。そういった中で、ドアノブとかカーテンとか、そういったところについたウイルスが、大体3時間は生きているというふうに言われております。  そうしますと、やはり風邪の予防には手洗いとか、うがいとかが特に必要だと思います。実際に予防するためには、こういった流行期については、可能な限り人込みを避けたり、また、外出するときにはマスクをする。それと、外出後にはうがい、手洗いをして、そして、室内にいるときには適度な湿度が必要だというふうに言われております。  このウイルスについては、乾燥するとかなり感染がしやすい、60%以上になると余り感染しないと言われておりますけれども、そうなりますとカビ等がまた発生しやすいという不健康な状況になります。40~60%の湿度が適当というふうに言われております。  さらに、先ほど言いましたけれども、十分な睡眠と栄養を保つことで健常な体を維持するという、そういったことが必要だろうと思います。  先ほど言われましたように、やはり手洗い、うがい、自分で守るということが必要かと思います。 104 ◯ 4番(白石光一郎君)  だから、ディフェンス(自己防衛・防御)できるのではないかと思います。手洗い、うがい、マスクの着用を徹底的に行うディフェンスの強化が絶対必要です。ウイルスという外敵が原因でありますから、だから同時にだれでも感染する可能性がある。どんな頑丈な、元気な、体を鍛えたスポーツ選手だって、ウイルスに抵抗できる免疫を持っていなければ感染すると考えたがよいのではないでしょうか。  そこで、今度はオフェンス(攻撃)であります。予防接種法は、伝染のおそれがある疾病の発生及び蔓延を予防するために予防接種を行う。一類疾病というものに、ジフテリア、百日せき、風疹、日本脳炎等がありますが、政令で定める疾病については、予防接種を必ず行わなければならないようになっています。  インフルエンザは二類疾病といって、今回の新型インフルエンザの予防接種についても、いつ、どのように実施することになるのか、これは法の定めるところにより、知事が市町村長に実施するように指示があるものとなっていますが、いつごろ、どういうふうな予想で実施することになるのか。また、国内ワクチンが不足しております。どういうことになるのでしょうか。 105 ◯ 健康ほけん課長(諸石俊英君)  インフルエンザの予防接種については、国としては任意接種ということにしております。これについても、特に重篤な方についても、本人の同意がないと接種ができないということになっております。  したがいまして、今回、国のほうとしては、任意接種ということで位置づけをするというふうに決まっております。 106 ◯ 4番(白石光一郎君)  防災行政無線でも、常に手洗いとうがい、マスクの着用の実行を行うように、全市民に周知がされています。今、1日に何回この放送がされているのかお尋ねします。 107 ◯ 総務課長(中里信博君)  8月30日にインフルエンザ対策本部会を開催した折に、新学期に向けての広報をということでございまして、それから、新学期に向けて5日間だったと思いますが、都合4回、朝夕放送をかけておりました。現在は放送をかけておりません。 108 ◯ 4番(白石光一郎君)  感染が拡大する前に、もうこれ以上かというぐらいに、感染が拡大する前に、十二分に皆さんに周知をすべきだというふうに思っております。  さらに、あらゆる公共施設、保育園、幼稚園、学校では教室ごと、市役所、支所、公民館の出入り口には必ず手指の消毒剤を備えるようにしなければなりませんが、今、市役所の中にも、十分とは言えませんが置いてあります。  そこで、市民の皆さんに正しく予防について御理解いただいて、「かかったかなと思ったら」というのがありますが、かかったかなと思ったら病院に行って、お医者さんの診察を受け、指示に従って、健康な人たちは自己防御に取り組んで、感染者が一人でも少なくなることを願って、この質問を終わります。  次に、物品の販売及び建設工事等については、公共事業の発注件数及び発注高も極端に減少して、本市の地域経済に及ぼす影響が大であります。  今まで政府も経済対策、景気浮揚に多額のお金をつぎ込んできました。自民党が惨敗し、政権交代が現実となって、景気対策についてはどのようになるのかわかりませんが、これまで本市には燃料高騰により、漁業・農業者への約2,000万円の補助、4億円を超す定額給付金の支給、今回の4億1,000万円を超える地域活性化・経済危機対策臨時交付金などのお金が、先日の金内議員、鈴立議員の質問でもありましたが、市長が答えられていましたが、市内に出回り、出回ろうとしていますが、本市の事業者や商売をされている皆さんの手に、そして市民の皆さんの利益につながり、手に取ることができ、もしくは、できるようにしなければ、何のための活性化・経済対策かわからないでしょう。  そこで、「物品の売買等の指名競争入札及び工事競争入札参加資格について」お尋ねしますが、このことはもっと正確に言いますと、「松浦市が発注する物品の売買等の指名競争入札参加希望申請書の提出についてと松浦市建設工事競争入札参加資格申請書の提出について」の中の資格ということでお尋ねをいたします。  審査申請書の資格要件についてでありますが、まず、物品の売買等の指名競争入札参加資格、それから建設工事競争入札参加資格の中で、この2つに共通するものが、まず「松浦市税(松浦市内に本店又は委任先の営業所等を有する者のみ)、消費税および地方消費税の滞納がない者」となっておりますが、その括弧内の「有する者」とは、区別される者はどういう状況にあるから区別されているのでしょうか。 109 ◯ 会計管理者(福田友一君)  物品の指名入札の資格要件でございますけども、ここに書いておりますとおり、松浦市内に本店または支店、営業所等がある者のみ、松浦市税の税の滞納がないという条件でございます。 110 ◯ 建設課長(村田政司君)  建設工事についても同様でございます。 111 ◯ 4番(白石光一郎君)  今のように、本市内に本店または委任先の営業所を有する者のみが市税等の滞納がないことと決めています。  では、本市に本店または委任先の営業所等を有しない者にあっては、滞納があっても競争入札参加資格があると、そういうことなのかお伺いします。 112 ◯ 会計管理者(福田友一君)  現在の参加資格の要件といたしましては、消費税及び地方消費税の滞納がないこと。これは、市外の業者の方の参加資格要件となっております。  以上でございます。 113 ◯ 4番(白石光一郎君)  その地方消費税の納入があるというのはどこで確認するの。──次行きます。後でそれも出てきますので。  個人においては、本市に住所を有する者、法人では、市内に本店・支店・営業所・出張所・工場等を問わず、事務所または事業所等を有する法人であれば、市税の納付義務が生じています。  本店もしくは営業所・支店がない、本市の税金も納めない事業所及び個人等が、本市の住民も雇わないで、物品等の購入予算、工事請負予算を使って、松浦市が発注する事業・物品の購入の入札に参加申請書を出すだけで指名を受け、本市で商売ができるのでは、市民は本当に納得するのでしょうか。どう思いますか。 114 ◯ 会計管理者(福田友一君)  失礼します。先ほど、済みません、追加の分の答弁になりますけども、消費税及び地方消費税の滞納がないという証明でございますが、これは税務署の発行のものを添付してもらっております。  以上です。 115 ◯ 議長(中塚祐介君)  今の質問に対しての答弁は。 116 ◯ 建設課長(村田政司君)  建設工事につきましては、営業所等が建設業許可を受けるためには、営業所専任技術者を営業所に常駐させることが必要であります。これに違反すると建設業法違反となり、処分の対象となります。現在、書類上のみの営業所等がないかどうかのチェックを国や県においても強化されており、市としても情報の収集に努めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 117 ◯ 4番(白石光一郎君)  強くこんなことを言っているのは、制限を加えて入札参加資格を認めているというところの市町村もあります。  1つは、佐世保市であります。佐世保市は完全に、本店が佐世保市にないと入札資格はありません。なぜ松浦市は、松浦市に本店がないところを本当に入札参加資格に入れているのかわかりませんが、松浦市はそうなっています。  それから佐賀県では、佐賀県の事業は佐賀県に本社がなければ参加することができなくなっております。  だから、佐世保市に本店を置きながら、営業所・支店を資格要件の緩やかな本市に、松浦市に名前だけ置いているのであるというのがないですか。そのことが少なからず、本市の税金も納付しない、そして、人も事業所も本市から全部流出してしまっているのではないかと考えますが、いかがですか。これは副市長がいいですか。副市長お願いします。 118 ◯ 副市長(寺澤優國君)(登壇)  お答えします。  ただいまの質問でございますけども、本店、あるいは(松浦の場合)支店があるということについての取り扱いをいたしておりますが、そこら辺について、今後どのような形でやっていけばいいのか、私も十分熟知しておりませんけれども、佐世保市あるいは佐賀県等々のことも今御質問がありましたけども、そういうことも踏まえて、今後、十分検討させていただきたいと思います。  以上です。(降壇) 119 ◯ 4番(白石光一郎君)  これはやっぱり市長に決断をいただかないといけませんが、先に行きますが、本市でも資格要件に制限をつけられるというふうに思います。例えば、市内に住所を定める個人や法人は、事業所・法人の本店、支店・営業所、そこには看板や電話だけでなく、必ず事務員なり責任者を置くこと。しかも、松浦市民を雇用している法人・個人を積極的に優先指名をするようにしたらいかがでしょうか。  もう1つ、共通なものがあります。「地方自治法第167条の4第1項及び第2項の規定に該当しない者は」ということになっておりますが、すなわち契約締結能力を持たない者、また、破産者でない者であります。  そこで、能力の件でありますが、工事競争入札において、経営状態が健全である者のランクづけが経営審査によって県でも本市でも行われています。  先ほどの山口議員のお話の中にありましたように、A、B、Cランクというのがあります。そのA、B、Cランクはなぜ、どういうふうにしてつけられているのか、簡単に説明をお願いします。 120 ◯ 建設課長(村田政司君)
     この経営審査でございますけれども、この経営審査につきましては、国・県のほうで審査を行いまして、その審査をもとに、市のほうでISOの取得とか工事成績、それとか信用度、そういったことを加味しまして、総合点として点数を出しております。その中でA、B、C、これはそれぞれ今回見直しを行いましたけれども、均衡がとれたような形での見直しを行ったところでございます。  以上でございます。 121 ◯ 4番(白石光一郎君)  山口議員のお話とちょっとダブるかもわかりませんが、土木工事において750点以上を持つ者については制限ない。Bの600~749点までは1,000万円以上2,000万円未満、Cの599点以下は1,000万円未満となっています。  ところが、先ほどのお答えの中にもありましたが、「Aランク、Bランク、Cランクの事業については、なるべくその業者において選考して入札をさせるということをしています」というお話がありました。ところが、この「Aの750点以上については制限なし」は先ほども出ました。じゃあ、Cまでの入札に参加できるとすれば大変なことだというふうに思っておるわけであります。  もう1つは、じゃあ、CがBの事業、BがAの事業に参加できないのはなぜか、その辺の説明をお願いします。 122 ◯ 建設課長(村田政司君)  今回の改正は土木一式工事のみを行っておりまして、土木工事の指名のあり方につきましては、先ほど午前中、山口議員の御質問にお答えしましたとおり、今回、Aランクを制限なし、Bランクを2,000万円未満、Cランクを1,000万円未満と改正いたしております。  御質問の、上位ランクに下位の業者を指名できないかとのことでございますけれども、土木工事におきましては、それぞれのランクに業者数がおられますので、まずはランク優先に指名を考えております。それと、施工能力等の観点から、原則として下位の業者を上位に指名することは考えておりません。  ただ、先ほど言いました、AがCに下ることについては、これはやるようにはしておりませんで、AがBまで下ることはオーケーとしております。  以上でございます。 123 ◯ 4番(白石光一郎君)  CランクがBに、BランクがAの事業について参加できるということができれば、経歴に少し条件としてよくなるように、また、BランクがAランクの仕事について勉強ができるようにとなるわけですが、県の事業では、そのことがあり得るということを聞いております。  これは今後検討していただくということで、ぜひともそういう勉強をさせていただくということではお願いをしたいなと思っております。  既に建築工事、建設工事では、いろんな、今回の予算の中にも出てきますが、東部交流センターとか御厨小学校等の建設が発注されようとしております。  そこで、先ほどから話をしています、本市税を払っている先ほどのランクのAの業者が競争入札に参加できるように指名をしていただいて、施行してもらうことが一番いいことだと思っております。  それは、予算が松浦市の予算であります。何億円かの予算が他市に流れていくことが、やっぱりそれはいけないなと思っているものですから、そういうふうにお話をしているわけですが、できたら松浦のAの業者で対応できるとすれば、ぜひともお願いしたい。もしできなければ、Aの業者の中でベンチャーを組ませていただいてやるということも考えてほしいと思っておるわけであります。  それと、ぜひともお願いをしないといけませんが、先ほどから言っていますように、BとかCとかのランクの方たちがこれから大きくなっていくためには、この大きな事業の中にやっぱり仕事に入っていただく、そして勉強していただく、そんなことをできたらお願いしたいと思っているわけですが、公共事業がなかなか少なくなっている今日、本市へのお金が落ちないことが困りますので、本市の業者の育成と技術力の向上もぜひお願いして、そういう方法ができないものかどうか、これはやっぱり最高の責任者である市長にお答えいただきたいと思います。 124 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  市の基本方針といたしましては、これまで申し上げておりますとおり、工事物品の発注ということにつきましては、市内業者最優先ということでございまして、これまでもその方針に基づいて対応させていただいております。  市内優先といいましても、白石議員御指摘のように、やはり市内に本社のある方をまず優先すると。その次には、やはりこの指名の関係がございまして、市内に本社がなくても、市内に営業所を構えておられて、やはり事務員さんとかいろいろな従業員さんがちゃんとおられるような、そういう営業所等を優先的に指名していくというふうな形で、やはり市内における貢献度ということを十分考慮しながらやっておるわけでございますが、今後もこのことにつきましては、引き続き全庁的に取り組んでまいりたいというふうに思っております。  ただ、市内業者の数によって、どうしても市外業者にも指名せざるを得ないということがあるということ、また、市内の業者では対応できないようなものもあるということについては御理解いただきたいと思いますし、そのことは我々としましても、やはり市民の皆さん方に御理解いただけるような努力もしなければいけないというふうに思っております。  次に、工事発注に伴います指名のあり方でございますが、今申し上げましたような形での指名をとらせていただきますが、どうしてもということになれば、やはりベンチャーという方式も組みまして、市内の業者でベンチャーを組んでいただければこの工事が施工できるというものであれば、私はそのような手法もとりながら、できるだけ市内業者で市内の事業はやっていただく、工事をやっていただく、そういうことを基本として今後も指導を徹底してまいりたいと思いますし、その方向で実施してまいりたいと、このように思います。(降壇) 125 ◯ 4番(白石光一郎君)  市長のお考えでよろしくお願いしたいんですが、市内にそういう事業所が、業者がいないというときには、まず第1に、長崎県内の事業者、そして、それでもいなければ全国区ということになるかなというふうに思っております。  ぜひとも松浦市に登録をしている業者の中からお選びいただき、しかも本店・支店・営業所等が本市にあるところをぜひとも選んでいただきたいというふうに思っております。税金を納めないところに指名をするというのはいかがなものかと思っております。  次に、地元優先発注についてでありますが、私は、地元とは松浦市内のことを指すものだと思っておりますが、地元とは何をいうのでしょうか。 126 ◯ 建設課長(村田政司君)  地元業者の定義でございますけども、基本的には、市内に事業所を置いて営業活動を行っていれば、市内本社、市内営業所等についても地元業者というふうに考えております。 127 ◯ 4番(白石光一郎君)  先ほど言いますように、松浦市内のことを指すものだというふうに思っておりますが、地元事業所とは、個人では本市に住所を置くこと、法人では、市内に本店、支店または営業所・出張所を置き事務所を設けて、責任者もしくは市民を雇用して事業をしているところだと思っております。  ところが、A、B、Cランクづけの表には、市内、準市内と記載されています。この準市内とは何か。 128 ◯ 建設課長(村田政司君)  準市内業者ということにつきましては、市内には本社はないが、支店、営業所、出張所等を有し、市税の納入を行い、かつ、建設工事においては当該営業所が必要な建設業法上の許可を得ている業者について、市内業者に準ずる者として取り扱っております。  以上でございます。 129 ◯ 4番(白石光一郎君)  準市内とは、今言われたとおりになっているのでしょう。しかしながら、営業所、出張所等、やっぱり法人市民税を納めているところということで、ぜひとも入れてほしいというふうに思っております。そうしないと、準市内といったら全部入ってくるんじゃないですか。電話があって、営業所の看板を出して、それで準市内と言われても、それは本市で働いている市内の業者さんに気の毒だなというふうに思っております。  その市内が、このごろ物品等とか、少し発注する側に各課の意見があって出てくるときに、何かちょっとまちまちであるとも聞いております。  例を言いましょうか。物品の入札のときに、入札の指名は本当に市内の業者さんを入れて努力をされていることはよくわかります。しかし、その後、1品とか2品とか、単品でお買いになるときに、市外の業者さんから買われている。じゃ、それはどんなになっていますか。担当課の職員がどこかの業者さんを連れてきて買っている。そのことは、やっぱり松浦市そのものが市内の業者さんを使いましょうと言っていることと相反することであります。  昨日の松下議員の話がありました。市外から通っていらっしゃる方、市内に住所を持たない職員がいらっしゃいます。それから、学校であるとか、それから、火葬場であるとか、消防署であるとか、そういう松浦市の予算を使って仕事をやっているところの方たちの中に、他のところから物品を仕入れたりしているのがこのごろあるように、目立つようになってきている。一生懸命になって、入札のときは地元の業者をやっています。  そういうことがあっているということをぜひ副市長にきちんと御理解いただいて、その辺の指導をぜひともしてほしいというふうに思っております。  次に、発注の仕方についてお尋ねします。  法に基づいて随意契約ができる130万円までの少額の工事・修繕については、市内で事業を行っている事業者、本市に入札参加資格申請書を提出していない事業所の皆さん方、また、物品等の取り扱いを会計課等に出されていない業者さん、この方たちも、やっぱり松浦市内の業者といいますか、商売屋さんとして、ぜひともこういう小さなものは、そういう近くのお店でぜひ買ってほしいなと思っておるわけであります。  私がそんなことを言わないでも、水産商工観光課長がぜひともそういうふうに話を、協力依頼を各課にしないといけないわけです。市長は、その辺はどう思われますか。 130 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  先ほど申し上げましたように、この市内業者の皆さん方に、市が必要とする物品等の購入については当然やるべきでございまして、これは課が、どの課、どの課ということではなくて、全庁的に取り組むべき問題でございまして、このことにつきましては今後周知徹底し、そのような形での取り組みを進めてまいりたいと思います。(降壇) 131 ◯ 4番(白石光一郎君)  もう1つ、物品で発注することと、工事・修繕費等で発注することが今あいまいであります。  例を挙げましょう。テレビをつけるというときに、テレビはアンテナがなくしては見れません。そこで、テレビを物品で購入する。しかし、アンテナも物品で購入する。物品で購入したら、購入者に対して持っていってお預けするだけでよろしいということになります。ところが、アンテナ工事は上っていって、ちゃんと線を引っ張ってきちんとしないとテレビは映りません。そんなことが物品でやられている場合があるそうであります。  それから、電球をかえるときに、電球で、単品で売っておいて、はい、どうぞ。はしごで持っていってつけかえる分は、それはいいでしょう。しかし、高いところで足場を組んでこれをやる電球については、これは修繕工事か何かじゃないでしょうか。電球をやっといて「はい、つけてください」という話になります。そこを業者さんのサービス旺盛なところが、その人たちにサービスまで押しつけておいて、そういうやり方はやっぱりよくないのかなと思っていますので、その辺の区分けをぜひお願いしたいと思って、この質問を終わります。  次に、「松浦市名誉市民について」ということで、お尋ねをいたしたいと思います。  「旧松浦市名誉市民、旧福島町名誉町民の取り扱いについて」ですが、皆さん御存じかどうかわかりませんが、この庁舎の1階ロビーに、額にかかった4枚の大きな写真があるのを見たことがある人もない人もいるかもわかりません。また、福島町に2つの顕彰碑があるのは御存じでしょうか。  ロビーの写真は、向かって右から辻利平氏、それから木曾重義氏、春藤猪間吉氏、そして左端が岩佐晃典氏の4氏であります。いずれも故人であります。  福島町は、2つの顕彰碑は野村昌秋元福島町長さん、もう1つは、松本英徳元福島村農業協同組合長やら松浦農業協同組合長であられた方であります。  この方たちの名誉のために、どうして名誉町民であり、名誉市民なのか、少しお話をしたいと思っております。  野村昌秋さん、福島町を興隆し、未来の発展を築いた偉大なる先賢である。5期20年、町長の責にあり、その卓越した行政力と果断な行動力により、全国有数の自治体に導かれた功績は、世人のひとしく認めるところである。  松本英徳さんは、弱冠28歳にて福島村農業協同組合長に就任、昭和47年3月には松浦農業協同組合を設立、初代組合長を歴任、それから退任まで、その生涯を営農指導並びに福島町の農業振興に捧げた。長崎県教育委員長、本県教育文化の向上にも多大な貢献をなした。  松浦市名誉市民でありますが、辻利平さんは東光会委員常任審査員、日本美術展会員審査員であります。日本画壇の重鎮であり、市民のひとしく名誉とするものであります。斯界に名をなされてからも郷土愛に燃え、特に市制10周年記念に当たっては、精魂込められた油絵の大作32点を贈られ、市民文化の向上に尽くされた御功績はまことに大であります、ということであります。  木曾重義さんは、石炭鉱業界の長老として御活躍になり、本市産業の振興発展に大きく貢献されました。特に、松濤育英会奨学資金に多額の寄贈をされ、また、公共事業や企業誘致に当たって用地の提供など、市政の進展に努めたということであります。  春藤猪間吉氏、元第2代、3代、4代の旧松浦市長であります。昭和43年6月まで連続3期10年間、通算17年9カ月、地方自治の首長として郷土の振興発展に御尽力されました。功績を長く郷土に継承しようと、名誉市民の称号を与えられております。  岩佐晃典氏、元第8代、9代、10代の旧松浦市長であります。昭和30年、松浦市吏員となりまして、平成2年12月まで連続3期11年間、市民総親和を政治理念に市民福祉の向上に尽力されました。平成3年3月に名誉市民の称号を与えられたのであります。  あの写真は、少しセピア色に変色しているお写真もあるようですが、私みたいに気になる方は少ないのかもわかりません。どうも新市になってから、市長は合併旧市町の市町間の住民の融和を図ることを重点とし、この4年間の市長第1期目は基礎づくりと位置づけされると公言されています。  歴史は動いているわけであります。行政運営は、市民、住民には、だれが市長になろうが、だれが議員になろうが(市民、住民のための市政をしていただければ)、立ちどまることは許されません。  名誉町民・名誉市民については、本市の振興発展のため、地域のために、地域住民のために、それぞれの分野で努力貢献がされて、その功績を末代まで忘れ去ることがないようにと、旧市民・旧町民の思いが込められているのであります。  平成18年1月1日に1市2町が合併して、はや3年8カ月となりましたが、そもそも合併がこうして発足して新市が誕生して、こうした新市の議会が行われるのもまた1市2町の住民の私たちが選んだ道であり、これからもずっと続いていく歴史であります。  そして、それぞれの自治体に暮らしてこられた、その地域発展のために尽くされた名誉市民や名誉町民の皆さんを初めとして、多くの地域で活躍された先輩諸氏に支えられて現在があると思っております。  村の時代、町の時代、そして市と、歴史を生きてこられた方、もう既にお亡くなりになった多くの皆さん、そして、やむを得ず他市へ転出された方々もまた当時住民であり、多くの皆さんの努力によって本市が今存在しています。個人的には、みんなそれぞれ御先祖様のおかげでこうして生きているのではないかというふうに思っております。  1市2町を引き継いだ新市の友広市長は、元名誉町民・名誉市民であった方々を、どのような取り扱いをしようと考えているのか、お聞かせください。 132 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  名誉市民につきましては、今、白石議員がそれぞれの名誉市民の方々の御功績を御紹介いただきましたとおり、この地域において産業、経済、文化、政治、あらゆる面で多大な御貢献をいただいて、今日の新松浦市を築いていただいた方々ばかりでございまして、私といたしましても心から感謝と敬意を表したいと思いますし、その御功績をたたえたいというふうに思っているところでございます。  このことにつきましては、今御指摘がございましたとおり、旧松浦市で4名、旧福島町で2名、6名の方々がおられまして、旧松浦市の方につきましては、市役所のロビーに写真を掲示し、旧福島町の名誉町民の方は福島公民館前に功績碑を建てて、その功績をたたえ顕彰しているところでございますが、6名の方を一堂に掲示していないということにつきましては大変申しわけなく、このことについては早速対応させていただきたいというふうに思っておるところでございます。  この名誉市民のことにつきましては、平成16年10月に開催されました第3回の松浦地域合併協議会で、名誉市民制度については合併後に制定することが確認され、また、既に称号を贈られている名誉市民、町民につきましては、これを新市に引き継ぐことが確認されました。このことは合併協定書に記載されておりますことから、新市において名誉市民として引き継がれているところでございます。  また、この合併後の名誉市民制度につきましては、早急に検討を行い、条例を制定したいと考えているところでございます。(降壇) 133 ◯ 4番(白石光一郎君)  条例までつくるというように言われました。2番目に私が「新市名誉市民条例の制定について」ということでお聞きしようと思いましたら、もう市長はすべて、名誉市民条例はつくりますということでありますので、ぜひ早くつくっていただきたい。  今、市長が言われたように、平成16年10月26日、市民ホールでのことで、もう5年もたちます。条例制定がない現在の状況は、何か問題があってこれまで引き延ばされているのかどうか。 134 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  先ほど申し上げましたとおり、名誉市民条例につきましてはできるだけ早く制定するということでございまして、何ら問題があるものではございません。(降壇) 135 ◯ 4番(白石光一郎君)  問題がないとすれば、今議会ででも直ちに制定をさせて、6人のお名前を忘れないようにすべきではないでしょうか。  そして、今後本市のために、新市発展のために貢献された名誉市民にふさわしい方がおいでになれば、条例がどのようになるかわかりませんが、今は市長が議会に諮って名誉市民をつくるというふうに、旧名誉町民条例も名誉市民条例もなっております。  そこで、今回の新しい名誉市民条例についてはどういう形でなさるかわかりませんが、これまでどおり、市長が議会に諮って名誉市民を決めるというようなことがあるとすれば、今議会でその条例は、もう既に旧松浦市名誉市民条例があることですから、何ら一句も加わることでもありませんし、ただ、この6人のお名前を引き継ぐという附則のところで出てくるのかなと思っておりますので、ぜひとも早急につくってほしいと思っております。要望して、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。    (白石議員 一般質問席 降壇) 136 ◯ 議長(中塚祐介君)  以上で白石議員の質問を終了いたします。  本質問者の残り時間は7分です。  これより関連質問を行います。ありませんか。──なければ、以上をもって白石議員の一般質問並びに関連質問を終結いたします。  ここで暫時休憩します。       午後2時37分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時54分 再開 137 ◯ 議長(中塚祐介君)  再開いたします。  長崎新聞社から議場内でのカメラ撮影の許可願があり、これを許可いたします。  それでは、質問順位に従い、16番・板谷議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (板谷議員 一般質問席 登壇)(拍手) 138 ◯ 16番(板谷國博君)  皆さんこんにちは。  大変最後になりまして、皆さん方もお疲れかと思います。今回の9月の定例議会の一般質問最後でございますので、私といたしましても大変重複する問題が、先ほど前の方々が質問されておりますので、多少変更をしておるわけでございます。そういったことで、おつき合いのほどをよろしくお願いいたしたいと思います。  一般質問に先立ちまして、私ごとでありますが、一言、皆様方にお礼を申し上げたいと存じます。
     今般、長年にお世話になりました新松浦漁協の組合長を退任することとなりました。市長初め、行政の皆様方、また鷹島町時代は12年間、合併して1期3年ということで、議会の皆様方、また特に御配慮をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。後任には川上君というのが就任いたしましたので、私同様、今後とも御指導、御鞭撻のほどをお願い申し上げる次第でございます。  さて、水産業というのを取り巻く諸情勢は、私が言うまでもないわけでございますけれども、昨年の油高騰以来、大変な高値安定という油でございまして、大変漁民といたしましても困っておるところでございます。また、水揚げ高にいたしましても、資源の減少に伴い、販売価格も底値定着という状況であります。また、養殖業においては、かつてない、例を見ないほどの安値価格という状況でございまして、今後とも皆様方には、水産界の後継者不足や漁業者離れに拍車がかかるようであると不安でいっぱいでございますので、今後とも行政、議会の皆様方、どうか現況を御察しいただきまして、御指導のほどをよろしくお願いしたいと思います。  さて、通告に従いまして一般質問したいわけでございますけれども、前任者の質問などがありまして、多少質問内容の順位を変えさせていただいております。それをまずもって報告させていただきます。  まず、1番目は変わりはないわけでございますけれども、3を2に持ってきております。それから、4を3に持っていき、2を4番目ということで質問に入らさせていただきたいと思うわけでございます。  なお、1番目の「今回の衆議院議員選挙結果について」でございますけれども、この問題につきましても、初日に友田君がすばらしい質問をされたものですから、多少削除して質問に入らせていただきます。  今回の選挙は、これまで半世紀にわたり自民党政権であった我が国は、昨今の経済事情の急激な悪化等により、今回の選挙において民主党に政権交代という大きな転換となったことは私が言うまでもございません。特に長崎県は、第1次産業である農漁業を主体とした県ではないかな、我が水産県は全国2位というところでございまして、これまで保守大国であったかもしれませんが、自民党の国会議員は10名のうち2名という結果になりました。今回の選挙においては、市長を初め、我々も自民党議員に対するこれまでの恩返しという意味で応援協力をいたしましたけれども、残念ながら世論が出した結論は、これまでの自民党政権ではないものと、政治改革を望み、あるいは結果、民主党圧勝になったのではないかと思考するわけであります。  そこで、市長に質問をいたしたいのが、初日に質問された友田議員と重なるわけでございまして、これは2点質問したかったわけでございますけれども、1点にさせていただきます。どうかこの内容を網羅して答弁をお願いしたいと思います。  今回、民主党が圧勝し、政権交代となりましたが、市長はこの結果に対して率直にどのような感想をお持ちでしょうか。また、松浦市として、今回の結果による影響をどのように思っておられるのかをお尋ねしたいと思います。  それから、今回の選挙で、国民は民主党とか、自民党とかじゃなく、やはり私の考え方としては、景気や雇用、医療対策など、生活に直結した環境改善のもとに、このような結果が出たのではないかと思っております。  そういったことで、1点目に入るわけでございますが、市長の考え方、いろいろな問題もあるわけでございますが、このような何点かを網羅してお話ししましたけれども、市長の考え方を求めたいと思います。 139 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  「今回の衆議院総選挙の結果」を受けての御質問でございますが、初日、友田議員の御質問にお答えいたしましたとおり、民主党マニフェストの5原則、5策の中で、官僚主義型政治から政治家主導型の政治へ変わるというのが1点、また中央集権から地域主権へということがこのマニフェストの中に書かれているところでございまして、このことから考えますと、国の行政は大きな変革が予想されるところでございます。このことは、地方自治体にとりましても、いろいろな変化が生じるということは予想されるわけでございます。例えば、「ひも付きの補助金」の廃止等がございまして、このことは行政を運営していく上での財政的な面ということから考えますと、自治体の財政運営というのが裁量権が大きくなるということが言える。そのことは弾力的な行財政運営が期待できるんではないかと、そういうふうに考えておるところでございまして、これから日々、新政権の方針が明らかになっていくと、このように思っておりますので、このことを十分踏まえ、また、その政権のお考えなり方向性を把握しながら、この松浦市の発展のために的確な対応をしていかなければならない、そのように努めていかなければならないと思っておりますし、このことにつきましては、議員各位にも今後の御支援、御協力を心からお願い申し上げたいというふうに思っておるわけでございます。  このことにつきましては、一方、自民党のことに触れさせていただきますと、やはりいろいろ自民党のことについては報道がなされておりますけれども、先ほど申されましたように、長引く経済不況ということについて、それが何ら回復の兆しが見えないとか、そのための有効な施策が十分でなかったこと、そして国民の生活といいますか、特に民主党のマニフェストといいますか、民主党が掲げられております国民の生活が第一ということがやはりあって、雇用不安の問題とか、年金の問題とか、そういうことが国民の不安ということになったということと、一番言えることは、やっぱり変革を求める民意が多かった、そういうことがこの結果としてあらわれたと、そのように私としては受けとめておるところでございます。(降壇) 140 ◯ 16番(板谷國博君)  ただいま市長から今回の民主党圧勝についての思いを述べられましたけれども、私といたしましても、やはり自民党の半世紀というのは、その一つは飽きがあったんじゃないかと思いますね。そういった中で、いろいろな内容を言いましたけれども、今後、市長は、そのようなねじれ現象でございますけれども、やはりうちの市長だけでもない、各所、全国的に見ますと、大変な崩れになったということでございますので、ともにひとつ市長としては市民の要望にこたえられるように今後も頑張っていただきたいわけでございますので、2点目に「市長の今後の態度について」といいますか、そこら辺をお聞きしたいと思います。  我が松浦市においても、来年に市長及び議員の選挙があります。残すところ、あと四、五カ月となっております。新生松浦が誕生して3年と6カ月ばかりたったわけでございますけれども、合併1期目の大変厳しさの中で、私も漁協合併に携わった者として、大変市長も苦労なさったものかと思っておりますが、市長のこの御苦労も承知しておりますけれども、1期目は財政改革に市長みずからとられたことについては私も理解しておりますが、市民の満足度はそれぞれじゃないかと私は思っております。  そこで、市長、今度2期目に対しまして、次期選挙、出馬についてどのようなお考えをお持ちなのかということをお聞きしたいわけでございますけれども、初日目の一般質問、2名ほどそれに触れられた方がおられましたけれども、市長は何かぼかしたような答弁であったものですから、きょうはひとつ、最後の質問者ということで、秋空のようにさわやかな答弁をお願いしたいと思っております。 141 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  私は新松浦市の市長として、今日まで市勢の振興と住民福祉の向上に取り組みますとともに、その基礎となる行政改革と財政健全化の取り組みをさせていただきました。市議会、市民の皆様方の御理解、御協力のおかげで、そのめどを立てることができたと思っております。  これからいよいよ自立を目指した本市の将来像である「次代をはぐくむ産業創造都市の建設」に積極的に取り組み、市民皆様の信頼と期待にこたえられる、夢と希望が持てるまちづくりに、これまでの経験と改革を継続して全力で取り組んでいきたいと、次期市長選挙への出馬を決意いたしたところでございます。議員各位、市民皆様方の御支援・御協力を心からお願いするものでございます。(降壇) 142 ◯ 16番(板谷國博君)  市長の意思表示がはっきり出ました。私もこれからの質問について、市長に今の意思表示をはっきり聞きましたので、先ほど市長は「次代をはぐくむ産業創造都市まつうら」に向かっての意気込みは言われましたけれども、私はこの問題についても少し触れてみたいと思っておりますので、最後4番目にそれは質問させていただきたいと思います。ひとつ頑張っていただきたいと思います。  さて、2番目に「平成20年度、21年度の臨時交付金について」、四、五点お伺いをしたいわけでございますけれども、「平成20年度、21年度の臨時交付金について」の質問に移ります。  松浦市も、市長みずから先頭となり、市長は20%、あるいは三役15%、職員はまた10%という人件費カットで、市の財政立て直しに懸命に取り組まれてこられたことに対して高い評価を私はいたしております、この部分についてはですね。財政状況も途中報告をされた中で、ややもすると赤信号がつくんじゃないかというところまで行きました。そういった自助努力により、またありがたいことに、今回、臨時交付金が出ました。  そこで、1点目でございますけれども、この臨時交付金の20年度、21年度の国の物差しといいますか、根拠、それをまず1点お聞きしたいと思っております。 143 ◯ 企画財政課長(大久保 整君)  今回、国の経済対策ということで、20年度には地域活性化・生活対策臨時交付金、それから21年度には経済危機対策臨時交付金、この2つの交付金が決定されたところでございます。それで、この国の基準ということで、一応この使途と申しますか、それぞれ国が、非常にこの景気が厳しくなったという中で、政府が決定された生活対策、それからまた経済危機対策、こういうふうな国の方向性に基づきまして、それぞれの各地域で取り組む、地域活性化に資するような事業に取り組むという目的において交付金が交付されるというふうなことになったわけでございます。  そこで、その金額ですね、どうしてこういうふうな金額が算定されるように、金額の算定についての基準と申しますか、そこについてちょっとお話しさせていただきたいと思います。  まず、20年度の地域活性化・生活対策臨時交付金の限度額の算定でございますけども、これは20年度から普通交付税の算定項目となりました地方再生対策費の算定額、これに財政力指数、それから市町村の地域指定の区分(これは過疎とか、離島とか、そういうふうなところを含むかどうかというふうなところです)、それぞれによりまして係数はございます。その他、定まった数もございまして、そういうふうなものによって算定されたものが20年の生活対策分として3億1,574万6,000円ということになったわけでございます。それから、この生活対策分につきましては、財政力指数が1.05以上の市町村についてはもう交付されないということで最初はスタートされました。  それから、21年度の地域活性化・経済危機対策臨時交付金は、これは先ほどの地域活性化・生活対策臨時交付金の基準に、さらに人口の要件とか、それから法人税割に係る基準税額の要件等、そういうふうなものが加えられて算定がされまして、それで4億1,590万7,000円というふうな計算になったところでございます。  これについては、もう計算式がありまして、それにもうすべて国のほうで計算をされて各県・市に一斉に発信されたというふうなところでございます。それで、現在、21年度の経済危機の分では、交付税の不交付団体も含めて交付されるようになりましたけども、財政力が高い団体は一定の制限が行われるということで、一応やっぱり財政力が弱いところ、またそれからいろんな過疎とか、辺地とか、離島とか、そういうふうなそれぞれの地域の指定の区分等でかなり配慮をされているというふうな交付金でございます。  以上でございます。 144 ◯ 16番(板谷國博君)  課長にそこで、今、一通り聞いてもよくわからない部分ばかりでございますけれども、まず20年度は地域活性化・生活対策臨時交付金。そうすると、本年度は地域活性化・経済危機対策臨時交付金ということになっております。そこで、同じ交付金の中でも、ちょうど1億円ばかりの差がありますね。これはこれとして、今のような算定の中で出ておるかもしれませんが、合計いたしますと7億3,165万3,000円ですね。これが私は、この20年、21年の臨時交付金の臨時というのがまず1つ一緒。それから、地域活性化と、これも一緒。真ん中の生活と経済危機ということがありますね。そこで、これは言うなれば一般財源に等しい、もちろんですけれどもですね。これをこのように、結局、今回、後で質問してもいいわけですけれども、この際言わせていただきますと、2億九千幾ら出ておりますね。2億9,450万円か、これを充てておられます、本年度、21年度分は。これを充てる総事業費はどのような数字になっていますか。これこそが私は頭の地域活性化に値すると思うわけですね。この部分は、言うなれば一般財源を繰り入れておるということでございますので、そこがわかりましたら教えていただきたい。 145 ◯ 企画財政課長(大久保 整君)  お答えいたします。  今年度の経済危機対策臨時交付金の、今、第1次として予算化をいたしております交付金額は2億9,450万円ということでございまして、これに対応する事業費ということでお尋ねになったところでございます。  それで、今回、特に市の単独の部分というのは、もう一部の振替の分しかないわけでございますけども、一応それや、それから今回、事業主体を松浦市でなくて、消防組合であったり、それから体験協議会であったり、機械利用組合であったり、そういうふうなところでされる場合の総事業費というふうなとらえ方になりますと、この2億9,400万円が4億2,230万5,000円というふうなことになります。  以上でございます。 146 ◯ 16番(板谷國博君)  2億9,450万円を総事業費に充てると、いわゆる4億4,200万円ということでよかわけですか。(「4億2,200万円」と言う者あり)4億2,200万円、はしたは構わん、いずれにいたしましても、それでは私は中身を知りたくなるんですね。というのは、これは頭にタイトルが載っていますように、地域活性化のために臨時的に国が出された。  そこでお聞きしたいんですけども、各課長さん方、ここに、私いつも言葉で言うんですけれども、揺りかごから墓場まで皆さん方座っておるわけなんですね。そこの中に、今度の交付金については、恐らく新規メニューが各課において確保されたと思うんです。  そこで、市長にお尋ねしますけれども、そういったことの対策会議といいますか、有効経済対策、いわゆる地域活性化のために有効に使おうと。これを私は、一般的な事業からいきますと、やはり3倍、4倍の事業費になって、そこで初めて地域の活性化じゃないかと思うわけでございますけれども、これ4億2,200万円といいますと、もう直事業と変わりはないじゃないですか。市長、どのような対策会議をされましたか。あなたも、いわゆる懇話会を8カ所やっています。市の、いわゆる報告だけじゃないでしょう。報告の後には必ず陳情が来ていると思います。あなたはそれを、そこで「はい、わかりました」と言うだけで帰って、優先はしておらんのですか。ちょっとおかしいと思います。課長、まず市長から。 147 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今回の経済危機対策臨時交付金というのは、御承知のとおり、今、国の制度要綱が示されておりまして、このことにつきましては、経済危機対策ということに基づきまして、1つは地球温暖化対策、2つ目に少子高齢化社会への対応、3つ目に安全・安心の実現、そして、その他将来に向けた地域の実情に応じた地域活性化に資する事業を実施するということを目的として、この要綱でお示しをしていただいたところでございます。  そのことを受けまして、庁内では企画財政課が取りまとめることといたしましたので、企画財政課のほうからそれぞれの部署にこの制度の内容の説明を行いまして、それぞれの各課からこの説明を受けて候補事業というものを出させたところでございます。そのことにつきましては、それぞれの部署から関係団体とか機関との協議をしたところでございまして、そういう経過をもって全庁的に取りまとめを行いました。  その提案といいますか、それぞれから出された候補事業について、ヒアリングを企画財政課のほうでまず行ったところでございます。そのヒアリングは、主に事業の計画性、熟度、緊急性、あるいは今申されました効果、それと市民の皆様方の要望とか、市民の皆さん方に対する対応とか、そういうのがどうかと、そういう観点から企画財政課のほうでヒアリングを行って、一定の評価といいますか、報告を私のほうに出させたところでございます。それぞれの企画財政課でヒアリングを行ったものを説明を受け、その企画財政課の説明では十分でない分、また疑問点については、それぞれ提案をされた課の担当を呼びまして精査をさせていただきまして、最終的には私の査定ということを経て、今回、この実施計画を策定したところでございます。(降壇) 148 ◯ 16番(板谷國博君)  そういったことで、市長はヒアリングはした。市長、優先順位を企画財政課のほうにしたと。私は、せっかく国が地域に対し、地方に対し、活性化のために2年連続の臨時交付金を出されておるわけですね。余りにも総事業費が寂しい。これでは松浦市は活性化になっていないでしょう。せっかくの財源を交付金として出されたものを、この辺は、いわゆる今回、見ますときに、そういった各課の皆さん方が出されておるのが、事業としては20点ばかりされています。ところが、課は11部署からの事業になっておるようでございますね。  時間が、先でまた長くなる問題もありますので、これくらいでこの問題は、後に尾を引くかもしれませんが、これくらいにさせていただいて、4点目に、2と3はもう今網羅して言いましたからですが、もういっちょ課長に聞きたい。ちょっと落ちておりました。  先ほどいろいろな基準の話をされましたが、参考のためにですけれども、この近隣、長崎県を含めたところに、この交付金がゼロという、言うなれば幸せな市町村がありましたか。 149 ◯ 企画財政課長(大久保 整君)  お答えいたします。  今回の経済危機対策臨時交付金につきましては、その財政力指数の縛りがないということもありまして、全部の自治体に交付をされております。ですから、ございません。 150 ◯ 16番(板谷國博君)  今、課長は「ない」と言われたんですけど、先ほど基準を言われましたね。そこの隣の玄海町はゼロですね。それから、福岡の苅田町もゼロなんですね。2県だけあるんですよ。幸せですな、ここの財政はですね。それから、私の今後の質問に係ってくるものですから、ちょっと確認をしておったわけです。そういうふうにしてあるんですね。大したものだなと私は思っておるわけです。  さて、4点目の、特にこの水産関係の考え方、これをちょっと市長を含めて、課長にもなるかと思いますけれども、今回、4億1,500万円の交付金の中で、2億幾らやったか、2億9,450万円が今使われている。この残りの分があと1億2,000万円ほど我が市にもあるわけですね、交付されていない部分が。ところが、国の話を聞きますと、もう民主党は、我が水産界の予算でも、聞くところによりますと、凍結されたというようなうわさを聞いております。そこで、その1億2,000万円の、いわゆる事業に対する今後のそれを充てると思っておるのが、もし万が一今後の計画実施ができない、それが出なかった場合、市長はどのようにお考えになっておられますか。 151 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  私といたしましては、4億1,500万円を全体の事業ととらえまして、今回、2億9,450万円の事業をさせていただいておりまして、基本的には4億1,500万円を今回の経済危機対策臨時交付金事業としてやるということでございまして、このことにつきましては、今、板谷議員が申されましたように、私も不安がございましたので、もしどういうことになると凍結ということになるのかということについては、非常に今、関心を持ってといいますか、危機感を持って対応をしなければならないと思っております。しかし、私といたしましては、この4億1,590万円は使い切るということの前提で今後も取り組みをさせていただきたいと、このように思っております。(降壇) 152 ◯ 16番(板谷國博君)  今、市長は「使い切る」と言われましたけれども、これが凍結されて出なかったときには、要するに一般財源からでもメニューを組んでおる4億一千幾らの分は実行するという意味ですね。確認だけ。 153 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  私といたしましては、そういう事態にはならないように最大の努力をしなければならないというふうに思っておりますのが第1点でございますが、先ほども申し上げましたように、今回の計画につきましては、4億1,500万円を使い切るという計画を持ってやるというふうにいたしておりますので、今後、この財源をどう確保するかという問題はありますが、基本的にはこの事業はやらせていただくということを基本に考えておりまして、特に今後の1億2,000万円余りの分については、さきの一般質問にもお答えいたしましたとおり、経済対策ということのその名のとおり、農業、漁業、商工業、観光、こういう面での振興に充てさせていただいて、事業を展開し、市民の所得につながるような事業をと考えておりますので、これがやらないということになりますと、片手落ちといいますかね、効果が薄くなるということから、私としてはぜひそういう形での取り組みをしたいと考えております。(降壇) 154 ◯ 16番(板谷國博君)  何か市長は上手に逃げたような感じがするんですけれども、凍結のおそれは私は十分にあるといううわさを、ニュースが入っております。だから、私は確認しています。あと1兆5,000億円ですか、国のほうにはこれに充てる金はですね。うちは1億2,000万円ですけれどもですね。これは凍結のおそれがあるというような話があっておるものですから、ひとつ市長においては活動をしていただきたいと思っております。  さて、時間のかかる問題も先にありますので、3点目に入らせていただきますけれども、「松浦水産基地問題について」でございます。  質問に移りますが、現在の西日本魚市の周辺企業については、松浦市にとってはドル箱周辺と私は思っております。今回の予算の中に、西日本魚市30周年記念事業として500万円の予算が計上されております。友広市長は、設立当時は職員として行動されたものと思いますが、30年を経過した施設等の老朽化に伴い、これまで多大な修理も出費されておると思うわけでございます。今後の施設管理も考えた場合、二重投資という懸念もあるわけでございますが、今後、市長は、前の質問者に対しましても国際的な問題が出ました。そういったことを、そういう意味を含めて、全体的な将来像を見据えて事業計画を立てるか、あるいは構想をするか、あるいは部分的に新築をやっていくという絵は頭に描いておられるのか、まずこれをお聞きしたいと思います。 155 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  昭和54年10月に魚市場を開設いたしまして、今、30周年を迎えることができたところでございますが、この魚市場というものを拠点にして、水産加工団地、そして調川のあの雇用の場の確保ということにつながっておりまして、多くの皆様方にお働きいただいておりますし、また松浦市の一つの顔として水産基地を全国に発信させていただいております。このことを受けまして、私といたしましては、この30周年を機に今後の魚市場のあり方について十分議論する必要があろうということで、実は西日本魚市株式会社と遠洋旋網漁業協同組合の役員の方々と先般お会いいたしまして、このことについては協議をさせていただいたところでございます。その中で、現在、やはり直接その業務にかかわっておられる方は、「いや、雨漏りがして大変だから修繕をしてほしい」ということも申されましたし、「やはりここは長期的な計画を立てて、それに沿った整備をしていく必要があるんじゃないか」と、「その場しのぎではいけないんじゃないか」という意見もございまして、先般、そうであれば、やはりこう言われたからこれをする、「待て」と言われたから待つということでは、やはり今後の総合的な魚市場の管理運営ということはできないので、「そういう協議を進めていきましょう」ということで、実はお話をさせていただいたところでございます。したがいまして、私といたしましては、あの水産基地というものが松浦市の将来の発展の役割をこれ以上に担えるような施設の整備、そして関連産業の誘致といいますか、そういうことを一大基地としての発展ができるようなことについて、今後、関係者、関係機関と協議をしていきたいと、このように思っているところでございます。(降壇) 156 ◯ 16番(板谷國博君)  ただいま市長が、答弁は少し前向きな答弁でございましたので、私は本当にこの松浦魚市周辺は、今、先ほど言いますように、松浦にとっては雇用から、それから固定資産から何から税収からして、もう大変な私は基地だと思っております。ところが、もうこれもかなりの老朽化をしております。今、市長は前向きですから、そのようなことで、一挙にはできる時代でもありませんので、やはり国際的な時代にマッチした、そこも考えながら私は絵をかいて、年次計画ででもやるべきじゃないかなと私は思っております。  そういうふうなことで、この松浦市に、その周辺にこのような貢献があるんだという意味で、4点ほど聞かせていただきたいと質問させていただくわけでございます。  まず、この設立当時、漁協との覚書ということを聞いておりますが、このような内容をまず朗読していただいて、実効性はどうなっておるのか、それを水産課長、お願いします。 157 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  申しわけございません。覚書をすべて読み上げる必要ございますでしょうか。  それでは、覚書ということでございますので、朗読させていただきます。  新星鹿漁業協同組合を「甲」、松浦市を「乙」、日本遠洋旋網漁業協同組合を「丙」として、昭和53年6月12日付松浦市長名をもって提出した公設地方卸売市場開設に係る確約書に基づく細部事項について次のとおり覚書を取り交すものとする。 1.市場業務の競合調整  (1) 確約書1の(イ)中「支障をきたさないよ   うにいたします」とは、昭和53年6月12日   付丙から乙に提出された念書の内容と理解   する。  (2) 沿岸物の水揚に必要な岸壁、売場等特別   な施設は設置しない。  (3) 甲、乙、丙の三者の円滑な調整を図るた   め次の協議機関を設ける。   (イ) この協議機関は任意的な機関とする。   (ロ) この協議機関は、甲、乙、丙それぞ     れ3名をもって構成する。   (ハ) この協議機関の定例会は毎月1回と     し、必要のときは随時開催し問題の解     決を図るものとする。 2.運搬船の湾内航行  (1) 運搬船の航行は原則として青島水道とす   る。  (2) 関係機関と協議のうえ、必要な個所に航   路標識を設置する。 3.買参権(売買参加買受人)   甲の買参権を認める。 4.水産振興施策
      乙は甲の要望にそうよう丙と協議のうえ予  託金等について最善の努力をする。  上記覚書の取り交しを証するため本書3通を 作成し、甲、乙、丙それぞれ各1通を保有する。  昭和53年6月12日 甲 松浦市星鹿町岳崎免2430番地   新星鹿漁業協同組合   組合長理事 山田逸己 乙 松浦市志佐町浦免1485番地   松浦市長 宮原一夫 丙 福岡市中央区長浜3丁目13番1の110号   日本遠洋旋網漁業協同組合   組合長理事 金子岩三 でございます。 158 ◯ 16番(板谷國博君)  今、覚書を読まれました。ここで私、市長にお伺いしたいんですけれども、(3)の(ハ)ですね。「毎月1回とし、必要のときは随時開催し問題の解決を図るものとする。」、ここですね。市長は当時から職員として携わられたものと思うわけでございますので、松浦市というのは開設者なんですね。この魚市場関係について認識が薄れておるんじゃないかと思うんですよ。これだって一回の会合も、私、3年間ではですよ。その中で変更があっておるのか、この文章が、覚書が生きておるのかどうか知りませんよ、わかりません。しかし、一回も案内を受けんままにして今日に至っておる。ところが、ある新星鹿のほうに行ったときに、「こういうふうなことがあるんですよ」と言われました。これは松浦市は開設者なんですね。もし問題が大きくなったといったときには、松浦市が全面的な問題になってくるおそれもあるわけですね。もちろんそうなるだろうと思う。余りにも私は認識が薄れておるのではないかと思うんですね。ですからして、この問題について、市長、どう思われます? 159 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  基本的にはこの覚書は生きているものと認識をいたしておりますが、ただ、この覚書の内容について、状況の変化といいますか、いろいろあっております。御承知のとおり、申し上げては何かと思いますが、新星鹿漁協が平成9年に実は魚市場をおやめになりましてから、その後、いろいろこの覚書に関することの変更といいますか、対応が現実的な対応に変わってきておりまして、松浦魚市場業務規程に規定されております関係漁協の組合長さんが委員として御参加いただいております松浦魚市場運営委員会というものがございまして、その中で、今申されましたこの協議の場のかわりといいますか、その役割を果たしているんじゃないかというふうに思っております。  ただ、御指摘がございましたとおり、この覚書は生きておりますので、所要の協議をいたしまして、現実的な覚書に変更する必要があると、そのように思っているところでございます。(降壇) 160 ◯ 16番(板谷國博君)  今、市長が言われましたようになっておるとすれば、この覚書も委員会のほうに確認をして、やはり私は取り上げて、今後、内容を報告して、そして市が中心になってやるべき問題じゃないかなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  そこで、2点目についてでございますけれども、現在のそういった魚市関係の企業数、それから3点目には地区内の雇用人数、それから4点目はそれに対する税収などを、時間、あと先にありますから、ごく数字だけでも一応お聞かせ願います。 161 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  私のほうから水産基地関係に関します企業数等の御報告をさせていただきます。  松浦水産基地の現在の企業数につきましては、松浦魚市場の仲卸買受人等関連企業、また水産関連ではございませんが、住商エアバッグ等の立地企業を合わせまして74社でございます。  また、先ほどの74社におかれます雇用人員は、パート等を含めまして1,302人となっているところでございます。 162 ◯ 税務課長(益田 一君)  水産基地全体の固定資産税についてお答えいたします。  平成20年度の実績でございますけれども、土地、家屋、償却資産の合計で約7,500万円でございます。これにつきましては、償却資産のほうが申告が他に施設がある分について合計でされている関係で概算となっております。それから、住商エアバッグと中興化成の分も含めております。  以上でございます。 163 ◯ 16番(板谷國博君)  大変なるその雇用力、1,300名ですか、そういったこと、あるいはまた固定資産税は7,500万円と言いますけれども、そういった企業だけしか私言っておらんやったとかな。  そうしますと、もういっちょ、火力発電の2社は。 164 ◯ 企画財政課長(大久保 整君)  発電所関係について申し上げます。  発電所に関係する企業数は36社、それからそれに対します雇用人員は760人、そして固定資産につきまして、税務課のほうからお聞きいたしておりますので、お答えします。  平成2年度から九州電力分がまずスタートして課税をされておりますが、電発の1号機と合わせて一緒になりましたのが平成3年度からの課税でございます。平成3年度、合わせたときが38億6,600万円。それで、それからあと電発2号機が稼働いたしまして、10年度が一番大きく固定資産税が上がったときで40億1,500万円。そして現在、20年度の決算が15億4,600万円、そのような推移になっております。  以上でございます。 165 ◯ 16番(板谷國博君)  火電から、そうしますと西日本魚市、本当大した貢献度だと私は、この松浦市にとってはですね、思うわけでございます。しかし、市長、今のこういった企業さんで、もう満杯状態ですね、満杯状態なんですよ。これを先に振るつもりですけども(あー、時間のなかたいな)、そしたら、先に移ります、先にちょっと言いますから。  5点目の加工団地周辺、ここで水道量(料)、あるいはまた排水処理施設の運営、量と運営金額、これを、何社入って、一番、恐らく1年間稼働しておると思うんです。上と下の数字だけ言ってください、後に振らんといかんから。 166 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  加工団地、県有地での水産加工を行っております企業は4社ございます。平成20年度におけます4社の合計につきまして、上水道につきましても聞いておりますので、私のほうから報告させていただきます。  上水道につきましては、最高使用水量が1カ月間で6,034立方メートルで69万4,851円、最低の使用量が20年5月、4,515立方メートル、51万4,540円となっております。  また、排水処理施設への排水の流入量の計でございますが、最高でしたのは21年3月に2,475立方メートル、料金で90万9,564円、排水の最低は2月でございまして、1,398立米で49万9,066円となっておるところでございます。 167 ◯ 16番(板谷國博君)  この質問については、少し時間をとりますので、課長、委員会のほうで詳細にわたってお聞かせ願いたいと思いますので、次に入らせていただきます。  4点目の「松浦市の未来づくりについて」ということで、私はこれをきょうは言いたかったんですね。と申しますのは、1点目に「道州制前の伊万里市との広域合併の考え方」ということで1点上げておるわけです。次に、「松浦市の未来づくり建設委員会の設置は考えられないのか」ということを書いておりますので、この2点について簡単に言います。  「松浦市の未来づくりについて」質問をいたしますけれども、隣の伊万里市においては、現在、大きなプロジェクト、メジロ押しでございますね。名村造船を初め、中国木材、SUMCO、大型誘致されております。また、最近に至りましては、浦ノ崎の国土交通省の大型産業廃棄物処理の埋め立てをされております。広大な土地計画を振興策としてやっておられます。また、国際貿易といたしまして、コンテナ基地は九州でも二、三位となっておるそうでございます。それと、これも友田さんがお話しされましたけれども、人的交流や物の交流などでグローバル化に取り組んでおられるようでございます。  そこで、市長に2点ほどお尋ねするわけでございますが、昨今、道州制ということをたびたび耳にします。市長レベルにおいて、正式にテーブルに上がって協議されているのかどうか。またあわせて、伊万里を抱える松浦市として、近隣市でございますので、広域合併の考えはお持ちでないのか。私はそれを聞きたいものですから、これを少し質問させていただきたいと思います。 168 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  道州制でございますが、まず九州市長会において、「九州府構想」というものをテーマとして、これまでいろいろな議論がなされ、市長会のほうへ報告書、提言書というか、そういう形でまとめられております。ただ、このことにつきまして、まだ具体的にいろいろな作業ということには入っておりませんが、ただ、九州府構想についての講演会とか、いろいろなことについてはなされているところでございます。このことについては、今後どのような展開になっていくのか、特に民主党政権ということになったときにこのことがどういうふうに展開されるかということが今後大きくかかわってくると思いますが、私といたしましては、しっかりとこの道州制についての対応ができるように、今後もいろいろな勉強といいますか、取り組みをしていかなければならないというふうに思っているところでございます。  このことを踏まえての合併というお話でございますけれども、私は施政方針でも述べておりますとおり、松浦市の市域は、この陸域の130平方キロと、伊万里湾の海域120平方キロ、この合わせた250平方キロを松浦市の市域ととらえて今後のまちづくりをしていかなければならないというふうに考えているところでございます。そういうことからいたしますと、やはり松浦市の将来ということを考えますと、この伊万里湾ということが一つのエリアにあるわけでございまして、この伊万里湾は伊万里市と共有をしているということからいたしますと、一体的な地域浮揚を図るということについては、この伊万里市との連携ということは大きな課題であろうというふうに思っているところでございます。  そういうことから、平成17年11月に伊万里湾周辺の長崎県側1市2町、旧松浦市、福島町、鷹島町、そして伊万里市で「環・伊万里湾核都市研究会」というものを立ち上げまして、先ほど申し上げました将来的な道州制を見据えた県境を越えた連携ということについての可能性、あるいは地域の産業経済の活性化として、これからの観光産業というものをどういうふうにしていくか、どういう連携強化が図っていけるかということで研究を進めているところでございます。  伊万里市といいますと、同じ経済圏を構成しておりまして、これまでも広域市町村圏組合とか西九州北部地域開発促進協議会、そういうものを通じて、いろいろなかかわりを持って伊万里市との取り組みをさせていただいております。そういうこれまでの実績というものがございまして、この実績をもとに、今後も伊万里との関係というのは密接な関係を構築していく必要があるということが言えるというふうに思っております。  しかし、私といたしましては、新松浦市としてことしで4年目を迎えておりまして、新市の基礎づくりということに今懸命に取り組ませていただいているところでございまして、まずは新生松浦市が自立できるまちとして建設することが必要であると、その自立できる新市のまちづくりということに全力を傾けていく時期じゃないかと、このように私としては思っているところでございます。(降壇) 169 ◯ 16番(板谷國博君)  私はなぜこのようなことを言うかといいますと、こうして鷹島・福島、合併しましたね。そして、鷹島は橋がかかりました。そういった中で、やはり伊万里市さんが、先ほど言いますように、かなり言うなれば産業面、今は伊万里市は苦しい状況のように聞いています。しかし、苦しいからこそ、先では私はあそこは裕福なまちになると、こう思うんですね。そして、うちは玄関口なんですよ、ですね。そういったことで、今、市長は、伊万里市との関連性についてはいろいろとお話しされて、中身は私も理解できるようなことで、私はできることならば、ここで広域的に合併をして、この道州制がまだ先になるとすればですよ、そうすれば松浦市もこれからの時代の国際的な問題も生きてくると思うわけなんですね。そういった意味で言ったわけでございますので、今後もこの問題についてはほかの方々が質問されるかもしれません。  さて、2点目に入らせていただきますが、今度は、そういった未来についての建設検討委員会をしたらどうかというような意味で私は質問したいわけです。  日本の予測を見ますと、減少傾向は私が言うまでもないわけです。松浦市においても、25年後には推定では、予測では、シミュレーションか何か知りませんけれども、40%減と予測されていますね。そのような中において、現在、松浦市(市長が先ほど言われました)基本構想ですね。これは「次代をはぐくむ産業創造都市づくり」、これを私はずっと読ませてもらいました。私なりに○△×をしたんですよ。○がないんですね。これは10年計画なんです。そうしますと、10年先どうなっていますか、想像、人口じゃないんです、今の日進月歩の時代にですよ。  そこで、私は言いたいわけでございますけれども、こんなことでは、これには夢も希望も未来も書いてありません、私なりのとらえ方は。これを詳しく私が行くならばまだ質問はあるわけでございますけれども、私はそういったことで、これは市長の合併のときの船出のキャッチフレーズじゃないかなと思うんですね。長期スパンの中に大きいプロジェクトも組まれておりません。このような内容については、まさに友広市長のマニフェストであると理解するならば、私としてはこれは少し見直さなければならないなと。現状維持の内容が多く見受けられますが、将来像として、市民に、先ほど言いますように、夢、希望、将来、これを与えるような、2期目については頑張っていただきたいということで、私なりの考え方を述べさせていただきます。  まず、先ほど言いますように、西日本魚市におきましては昭和54年度ぐらいに建設されました。あのときには宮原市長、それから岩佐晃典に移りました。その時点で松浦市の大型プロジェクト、いわゆる松浦市の収益性を求める企業というのは時計とまっていますね、今現在。だから、私は、友広市長が2期目も宣言されましたから、2期目に期待するところで、私は私なりの考えを言わせていただきますと、未来に希望が持てる未来構想として、伊万里湾は一つとしてという言葉を合い言葉にしたい。伊万里湾は一つ、これは友広市長のキャッチフレーズでもいいと私思うんです。というのは、私たち、今、橋がかかりました。当時、21年前ぐらい、「どうして鷹島に橋がかかるか」と言う住民が恐らく大半やった、80%、そうやったでしょう。それを「橋、橋、橋、橋」言い続けてきたのが10年なんですよ。そして、10年前に着工しました。そして、ようやく10年後に完成しました。だから、伊万里湾は一つ、鷹島から魚固島、魚固島から青島に橋をかけるような、今後の市民の皆さん方に夢と希望を与えるようなことを私は打ち出していくべきだと思う。こんな「次代をはぐくむ」と、これはわかりますよ。しかし、これ、内容を見ますときに、現状維持の内容ばかりじゃないですか。それでは夢も希望もございません。どうでしょうか。四国、そして30年前、もう越しとるかな、天草五橋。だから「もうこれで日本の国内は橋は落ちついたんだ」と言われています。民主党がとって、今回ですよ、もしもまた社会状況が変わったときには、必ずや私はこういう時代が来ると思う。だから、あなたの時代にやるんじゃなくて、夢と希望を市民に与えてください、(拍手)私はそう思っております。そういうことでこの4点目は終わらせていただきます。  5点目に(あと5分ありますから、とんとんと言わせていただきます)、「鷹島肥前大橋完成後の反省について」ということをしておるわけでございますが、これは少し水産課長に私は言いたかったんですけど、水産課長、よかったね、時間ないぞ。(笑声)  橋がかかってから、私たちも駐車場の件で大変、市長を初め、御迷惑かけました。総務課長も何度も来て話し合いをしました。ところが、その後の答えが来ていません。今は要りません、普通のときは。ところが、イベントも何もできません、今の状況ではですね。それで、市が「財源がないからもうこれで我慢せい」と言えば、それでもいいかもしれません。しかし、答えはくれなきゃいかん、我々も対策があるわけですから。  それが1つと、水産課長(これが長かったとばってんな)、その橋の完成した後に相当苦情が行っていると思うね。その苦情を、市長あるいは先ほど農林課長も答弁しよったですけれども、あんな数字は議会前に聞けばわかることですよ、課長ね。あなた、何遍来られましたか、鷹島「島の駅」に物を見に。もう少し水産課長、農林課長というのは、やはり本当に市民、市のことを思っておられるならば、ちょくちょく顔を出してください。あなたの顔を私は1回しか見ていない。そういうことで、苦情はどのような苦情が一番多かったね。それで終わろうで。(笑声) 170 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  直接私どものところに苦情が参りました部分につきましては、「食事の場所が少ない」とか、「観光にお見えになった方に適切な情報を与えられなかった」ということに対してが、一番やはり大きな苦情でございます。 171 ◯ 議長(中塚祐介君)  以上で終わりますか。 172 ◯ 16番(板谷國博君)  あなたの答弁は、何かちょっとわからなかったね。その後に相当あなたのところに苦情行っておるという話を聞いとるとですけどね。 173 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  苦情といいますか、お見えになった方からの苦情ということに関しましては、やはり「案内の情報が少ない」ということについて私どものほうに苦情はいただいております。また、「食べる場所等についても案内がない」というようなことでの苦情はいただいておるところでございます。 174 ◯ 16番(板谷國博君)  一番苦情のあったところは、やっぱりそれだけ、課長、真剣さがないんだよ。一番苦情があったのはトイレね、相当あなたのところに行っておるはずぞ。  それから1つ、市長、これ、防犯カメラの設置は私も一般質問したことがあるんですけども、これはどうなったんですか、防犯カメラ設置の問題については。まだ1分あるし、よかたい。 175 ◯ 総務課長(中里信博君)  鷹島の大橋に管理用のカメラがございまして、それが24時間撮影しているということで、それを防犯カメラとして活用するということで、松浦署と、それから田平土木のほうで協議が調っていると伺っております。 176 ◯ 16番(板谷國博君)  あと1分ですから、もったいないですから。  椎山議員からも具体的な質問がありましたけれども、今回の白鵬来島については、できる限りのPRについて、やはり松浦市を売り込むチャンスじゃないかなと思いますので、PRのほうをよろしくお願いいたしまして、質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。    (板谷議員 一般質問席 降壇) 177 ◯ 議長(中塚祐介君)  以上をもちまして板谷議員の一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。       午後4時4分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....